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SmartHR プロダクトデザイン

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株式会社SmartHR のプロダクトデザイングループの発信をまとめたマガジンです。
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これからお前がプロダクトデザイナーとして SmartHR でヘヴィメタルする前に伝えておきたいことがある

俺だ。SmartHR VP of ProductDesign の @ouji だ。 俺は長年 SmartHR でプロダクトデザイナーをやってきた。 長年といっても数年や十数年なんてちゃちな時間じゃねえ。お前がまだ培養液シリンダーの中を漂うボウフラだった頃から俺はイカれたエンジニアや狂った PdM(プロダクトマネージャー) と火花を散らしてきた。文字通りお互いのヘヴィメタルをぶつけて死合ってきたんだ。 あの頃の SmartHR は今ほどお行儀の良い開発体制なんてなかった。 六

プロダクトデザイン本部マンスリーレポート 2024年4月

こんにちは。『週刊プロデザ』の中の人のfumiya(tyoys00) です。 週刊プロデザは、「SmartHRのプロダクトデザイナーたちの最新の動向や取り組みを皆さんにお届けするための情報発信の場」です(o_kwr編集長の記事から引用)。 なので、最新の動向をお届けする一環としてマンスリーレポートを書くことにしてみました。 毎月月末に公開予定です。 「へー、SmartHRのプロダクトデザイン組織は今こんなことしてるんだぁー」と気軽に読んでいただけたらと思います。 それではどう

SmartHRのプロダクトデザインシステム史上最大のアップデートがはじまります。 ー SmartHR Design Systemの現在地(2024年4月版)

こんにちは、SmartHR プロダクトデザイナーの@versionfiveです。 SmartHR Design Systemを公開して5年近くが経ちます。 立ち上げから携わっている私から、SmartHRのプロダクトデザインシステムが現在直面している変化と、それに向けた私たちの取り組みについてお話ししたいと思います。 振り返り:これまでの取り組みSmartHR Design Systemのこれまでの取り組みを、記事や書籍から簡単に紹介します。 プロダクトのコンテンツを20

「週刊プロデザ by SmartHR」創刊によせて

こんにちは。「週刊プロデザ by SmartHR」の編集長のオオカワラ(@o_kwr)です。 今回は、新しくnoteで始めるSmartHRプロダクトデザイナーの情報発信マガジン「週刊プロデザ by SmartHR」について、その目的と始動の背景を少しご紹介します。 「週刊プロデザ by SmartHR」とは?「週刊プロデザ by SmartHR」は、SmartHRのプロダクトデザイナーたちの最新の動向や取り組みを皆さんにお届けするための情報発信の場です。私たちは、Smart

マルチプロダクト戦略における「使いやすさ」の商品価値を確立する

こんにちは、プロダクトデザイン本部 ダイレクターのfumiya(@tyoys00)です。 社外に向けて記事を発信するのはだいぶお久しぶりになります。 皆さま、息災におすごしでしょうか? さて今回は「週間プロデザ by SmartHR」の一本目の記事として社内のプロダクトデザイナーに向けて執筆したドキュメントを公開します。 このドキュメントはマルチプロダクト戦略を取る事業においてプロダクトデザイン組織はどのように戦うべきかをアジテーション気味に執筆したものです。 マルチプロダ

不確実性が高い状況でも、少しでも何か動いて道を開ける─「キャリア台帳」0→1の開発ストーリー

2024年2月8日、SmartHRは最新の従業員情報を1か所で確認できるタレントマネジメントの新しいプロダクト「キャリア台帳」をリリースしました。当初、2024年5月予定だったリリース時期を、約3か月前倒しした本プロジェクト。0→1のリアルな開発ストーリーを、担当したPMM、PM、プロダクトデザイナーの3名がお話しします! 登場人物の紹介 春|理想のイメージを共有する「夢モック」─まずはどんなプロセスで開発が進んだのか、順を追って聞かせてください。 里井:開発プロセスは

デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?

こんにちは、SmartHRのプロダクトデザイナーをしているうえんつ(@wentz_design)です。最近は「プロダクトデザイン統括本部/プロダクトデザイン本部/労務プロダクトユニット/ユニット長」という肩書で生きています。 最近本業のことをあまり発信できていなかったので、今回は去年1年間のプロダクトデザイナー視点で組織学習の観点でデザインシステムへの取り組みについて振り返ってみた話と、その中で得た気づきを「デザインシステムを積み上げた先には何が待っているのか?」という切り

0→1フェーズにおけるプロダクトデザイナーのビジネスへの貢献方法

ごきげんよう!SmartHRプロダクトデザイナーのこぎそ(@kgsi)です。 SmartHRで2023年前半から開発に携わっていた「キャリア台帳」が、2024年2月8日についにリリースとなりました。 「キャリア台帳」は、SmartHRで収集した部署や役職、評価推移、スキルなど、タレントマネジメントに必要な従業員情報をまとめて確認できる機能です。今後タレントマネジメント領域を攻めていくSmartHRとして、欠けていたピースを埋める重要なプロダクトとなります。 さて、このプ

新コべき論―デザインとエンジニアリングの間で

こんにちは、@uknmr です。この記事は SmartHR Advent Calendar 2023 の14日目の記事で、uknmr.github.io から転載したものです。 コべき論やデコべ論、デコべき、デべき論と数々の異名で永遠と議論され続けてきた「デザイナーはコーディングできるべきか否か」というナンセンスな論争に終止符を打つべく、現職 SmartHR での実例を交えながら新コべき論として展開していきます。 デザインはデザイン、エンジニアリングはエンジニアリング、で

役割・組織・キャリアからわかる!SmartHRデザイナー大全

はじめにSmartHRはサービス開始時点で1人目のデザイナーが入社して以来、使いやすいサービス・プロダクトをお客さまへ届けるため、デザイン組織を成長させてきました。 2023年現在、SmartHRのデザイン職は50名を超える人数が所属しており、組織や業務の分化によって各々が異なるミッションに取り組んでいます。 この記事では、SmartHRのデザイン職の種類や組織全容、そしてカジュアル面談などでよく聞いて頂く質問の回答を記載しています。 この記事でわかること SmartH

9.20「デザイナーズメイヘム!vol.2〜MoneyFoward vs SmartHR〜」試合結果報告

両雄、並び立たず。 『デザイナーズメイヘム!』は組織やスキル、専門性といった立場の異なるデザイナー同士が舌戦を繰り広げるいわゆるパネルディスカッションイベントである。 一度の試合中に複数のラウンド(トークテーマ)が設けられ、出場選手同士で意見を交わし、打ちのめされたほうが負ける。 第2回となる今回は、早くも企業間の対戦となった。 株式会社マネーフォワードと株式会社SmartHR。ともにBtoB SaaS領域で独自のデザイン組織を擁する組織ではあるが、規模・文化・役割におい

学生視点から見るSmartHRの25卒向け新卒イベント:「ゼロからUIデザイン」参加レポート

こんにちは。松中光です。 2023年6月1日(木) 19:00〜20:30に開催された、SmartHRさん初の新卒採用イベント「25新卒 | #1 プロはこう作る!ゼロからUIデザインリアルタイム配信」にレビュワーとして参加させていただきました。 本記事では、今までの私の就活経験と比較しながら「ここ良かった!」や「もっとこうして欲しかった!」ことを紹介します。 ※本記事は、SmartHRさんと作成しているPR記事です。 イベントの概要今回のイベントでは、「同僚をもっと知

7.4「デザイナーズメイヘム!」@SmartHR Space 試合結果報告

人が集まるから争いが起こるのか、争いが起こるから人が集まるのか。 2023年7月4日、SmartHR社のイベントスペースには確かに人が集まり、争いが起こった。ヘヴィメタルがあった。 『デザイナーズメイヘム!』は組織やスキル、専門性といった立場の異なるデザイナー同士が舌戦を繰り広げるいわゆるパネルディスカッションイベントである。 一度の試合中に複数のラウンド(トークテーマ)が設けられ、出場選手同士で意見を交わし、打ちのめされたほうが負ける。 今回このイベントでヘヴィメタルを

SmartHRのプロダクトデザイン組織 解体新書【CDO JAM イベントレポート】

こんにちは!SmartHRのAkoです! 2023年4月7日に開催された富士通デザインセンターの社内イベント「CDOJAM」にて、SmartHRの執行役員・VP of Product Designであるおうじさんが、富士通デザインセンターのCDO(Chief Design Officer)である宇田哲也さんに替わって1日CDOを務めましたので、今回はその一部をレポートしていきたいと思います。 「CDO JAM」は、社外からやってきた1日CDOとの交流を通して、新しいカルチ