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陽明学の実践

最近、仕事や生活に行き詰まることが多く、ブレイクスルーできるものを探していた。

この陽明学がブレイクスルーになるように、きちんとアウトプットをしておこうと思う。

陽明学とは

「知行合一」のキーワードをベースに知識の習得よりも実践に重きを置く学問である。
儒学を根源とし、当時主流だった古典からの知識の習得を重んじる朱子学に疑問を持った王陽明が独自の視点及び自身の行いを弟子が取りまとめたものが「陽明学」となる。
日本では、江戸末期に特に強く受け継がれた。倒幕派の志士たちの思想の根底に流れ、吉田松陰、高杉晋作など多くの歴史上の人物に影響を与えた。


私と陽明学


私にとって、この陽明学が思想の根底になりそうと感じたのは以下の点である。

性善説に基づいており、「良知」が人間には備わっていて、それを体現することが「修己治人」につながるというということだ。

そして、「良知」というたとえがとても分かりやすく、最近話題の自己肯定感の醸成につながると感じたのだ。

私は、自分に自信がなく特に自分の意見や考えを述べるときだけでなく、普段のコミュニケーションにおいても、こうしたほうが良いのではと思っても、伝えるのをためらってしまうことがほとんどである。

何を根本にして判断すればよいのか、それがわからなく相手がどのような反応をするのか、それが反論だった場合、切り返すことができないのではということで、ためらってしまうのだ。

そこで出会った陽明学で、「良知」という考え、特にその説明がしっくりときた。

雨の中で少女が傘もささず、立ち尽くしていたら、何かしてあげたい

という気持ちが浮かんでくる、それがすなわち「良知」である。ということです。

そのシチュエーションを思い浮かべるだけで、「良知」を感じれたり、私の過去を振り返ると、行動はできなかったにせよ、「良知」を感じた経験があるのは事実である。

すなわち、最近取り上げられている自己肯定感の醸成の仕方をどれだけ学ぶよりも、「良知」を感じた経験があったということのほうが何倍にも増して、自己肯定感を感じられた瞬間です。

ということで、「良知」に気づけたのであとは、それを行動に移して「知行合一」を達成するのみだと少し視界が開けたような気がしました。

あー、良かった。

後は、吉田松陰にも影響を与えているということがわかったので、少し興味を惹かれています。
どっかで勉強して実践の燃料にさせてもらえればと思っています。

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