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50歳からの中小企業診断士 先人の「50代にやればよかった12の後悔」から学ぶ

 2020年のPresident Onlineの「1万人に聞きました「50代にやればよかった12の後悔」」(大塚寿氏)の記事から、まだ50代になりたての自分の行動や考えを振り返り、より充実した50代を過ごすための指南とすべく、現時点の状況を書き留めるとともに、来月から始まる中小企業診断士の登録養成課程への臨む姿勢の動機付けにしていきたいと思います。

12位:守備範囲が狭すぎた

 私は当てはまらないです。むしろ、後悔しているところは「守備範囲が広すぎた」という点です。経営企画、財務、新規ビジネス、プロモなど色々と経験を積んでいるが、その中の1つの範囲を10年、20年経験している人には及ばないところがあります。
 そこで私は自分の業務の範囲の広さをまずは中小企業診断士の資格で補いながら、守備範囲というか、強みの絞り込みをしていこうと思っています。
 この感覚をもって、役職定年前に動き始めたことは、まだ何も成し遂げていないたちばですが、自分の初動について褒めたいと思います。

11位:「年金は夫婦で月24万円」など、一般論を信じ込んでいた

 今の会社をやめ、年齢を重ねた後の収入については、あまり真剣に考えていませんでした。特に年金はいつからもらうとか、まだその時の自分の生活スタイルがわからないので決められないですが、少なくとも、年金は極力、後年でもらうようにして、会社を離れても稼げるようにと、資格試験の勉強を始めた程度です。
 年収の算段はまだないですが、まずは資格取得、副業で実践経験を積み、将来は独立や今の資格を活かせる企業での勤務をしていきたいと思っています。時給がいいからこの仕事、、、とか、求人があるからこの仕事、、、のような選択ではなく、あくまでも自分の価値をもって社会に貢献したいという青臭く、甘い考えかもしれませんが、まずはこのスタンスをブレずに過ごせるように精進していきます。

10位:自分の可能性を過小評価していた

 まずは、過小評価すること事態は悪いことではないと思っています。自分を「過小評価」した際に、反骨心が芽生えるかが重要かと思います。
 私自身、一度、過小評価でしゃがんだからこそ、大きなジャンプをしようと難関資格に入る部類の資格に挑戦しようと思い立ちました。
 ダメ元でいいから頑張ろうという開き直りが人生を好転させることになるかもしれません。
 常に過小評価している場合は良くないですが、誰にでも平等にチャンスと時間はあると思い直せるきっかけを私は持てたことが今のところはうまくいっているのかなと思います。

9位:「やりたいこと」と「やりたくないこと」のバランスを考えていなかった

 仕事について「やりたいこと」ではなく、「期待されていること」をおこなうというスタンスが染みついているかもしれません。幸いにも「心身が疲弊するぐらい、やりたくないこと」をやらされているのではないのは恵まれているのでしょう。将来やりたいことのために、資格を学び、期待されていることで現業を行うことで、勉強と仕事のモチベーションとバランスが取れています。ただ、今の仕事が将来の中小企業診断士としての成長につながるかというと、そこは疑問に感じているので、今回の記事を通じて、私は将来を見据えて今の仕事において、このバランスをどう求めていくか考え始めるきっかけになりました。

8位:低い条件の再雇用に甘んじてしまった

 これだけは、本当に避けたい。仕事もプライベートも充実すべきこの時期に転職活動は面倒とか、社会保険もあるから得できるとかの打算や消去法で決めることは避けたいです。
 新しい世界に飛び込む勇気は勤続年数が長いほど難しくなりますがここは勇気をもった決断と人に思われることを、周到な準備をもって当然の決断となれるように準備をしていきたいです。


7位:退職金、年金があまりに少なくシュンとしてしまった

 退職金、勤務先やその人の給与等によって個々人の差が大きく平均よりも中央値が知りたいところですが、感覚的に「たくさんもらえる」と感じる人は少ないのかなと思います。早期退職制度で割り増しがあれば考える人がいるのはとても共感できます。
 老後の資金として、コツコツ積み上げてきた退職金相当額は期待したいですし、退職金を貰うころの私の生活が今とは異なり、子供二人の養育費や住宅ローンから解放されているかもしれません。その場合は余剰があり、もしかしたら嬉しいと思えたらいいなと思います。
いずれにせよ、先人の諸先輩方の生活スタイルを見ていると、子供の次は孫へと資金需要はシフトするので、
 ・定年時にもらえる退職金
 ・定年後の年金支給額
 ・退職再雇用の場合の収入額
を理解し、自分がどう動くのが良いのか見当を開始する必要がありますね。


6位:「ちょっと充電してから考えます」…“思考停止病”になった

 これは共感します。「思考停止という生活習慣病」は日本全体の課題にして取り組んでも良いと思います。「ゆでがえる」と私の周りではよく言いますね。会社員の良い点である「最低賃金が高い」「社会的信用力がつく」というところがより、多くの人がこの思考停止病になる要因かと思います。
 サントリーの社長が定年45歳にというコメントをしていましたが、これぐらいで一度企業から放牧されるほうが、大企業の経営も若返りますし、世の中の人材の流動化にもつながるのであるいみありかとは思いました。
 私も、「思考停止病」であったところで、異動とか、周囲のでき事が発生して、会社は自分を最後まで責任取って守ろうとはしないと感じ、会社の看板をとっても仕事ができるように変わるための努力を本気ですべきと思えたから抜け出せたと思います。

5位:「働かないオジサン」になってしまった

 最近は「妖精さん」とも言われている、働かないオジサンですが、これは必要悪となる場合もあります。例えば部下の育成や仕事として、任せて待つのというのもチームを育てる仕事の1つでもありますが、このようなケースは稀なのでしょう。
 でも、多くはIT技術の進歩が速く、なかなかついていけない人たちがでてきているところに、若手とのギャップが出ているのは世の中的にはよく見る光景です。私の会社はよくもわるくも、セキュリティなどを重視しているため、最新すぎるものはまだ会社の基本ツールにはなっていないので助かっていますが、登録養成課程でグループメンバーとのコミュニケーションをする際には使ったことのないツールを使うことも覚悟しています。
 話がそれましたが、働かないオジサンにはまだなっていないつもりですが、直接手を動かしてアウトプットを作ったり、決裁を起案することもなくなりましたので、自然と仕事の立場上、働かないというよりも、働き方や役割が異なって、昔と同じ仕事をしなくなってきたのかなということにしておきます。

4位:地域デビュー、妻と旅行、学び直しや趣味は暇つぶしにしかならなかった

 地域デビューとまではいいませんが、子供の幼稚園の頃に知り合ったオヤジつながりは今なおあります。また、家族旅行は全員一緒ではないですが、この間の年末には大阪に息子とでかけたりとしています。そして、学びなおしの中小企業診断士の資格試験と登録養成課程は全力で取り組んでいますし、趣味はこれまでつづけていたものというよりは、50歳からの挑戦ということでゴルフの練習に励んだりとそれなりに充実しているので、このあたりの後悔は自分には今のところはなさそうです。

3位:組織の名前ではないアイデンティティを確立できなかった

 ほんと、これは気を付けたいし、この危機感から、中小企業診断士の資格取得を目指しました。「アイデンティティの喪失」と言われますが、逆に私は会社時代にものすごい誰もがうらやむ社会的なステイタスやアイデンティティがないので、「アイデンティティの確立」を維持ではなく、確率したいと思って資格取得を目指しています。

2位:モチベーションがどうしても湧かなくなってしまった

 「55歳の役職定年が射程圏内に入ったとたん、モチベーションが維持できなくなった」という人が多いそうですが、これは日本全体の生産性を落とし、一人当たりGDPを押し下げる要因の1つと言ってもいいくらいだと思ってます。また、企業の中でエネルギッシュに働かれていた役職の高い人ほど年収の下げ幅が大きく、モチベーションの下げ幅も大きいそうです。
 他人からすれば「今までたくさんもらっていたんだからいいじゃん」と思いますが、本人からすると何十年働いてきてその最後にこの仕打ちいう言葉では片づけられないと推察されます。さらに年収のみならず、これまでの部下が上司になったり、これまでの経験やキャリアと関係ない部門への異動など、金銭のみならず、心理的な負担やストレスにもなっているようです。
 私の場合も何も動いていなかったら、同じ様な気持ちになっていたのかもしれませんが、今は中小企業診断士という会社とは直接関係のない目標をベースにモチベーションも人脈も広がってきているので、これをどう現業に活用したり、現業が診断士のスキルに活用できるかという視点でいるので、共感はすれど、今の自分にはまだ当てはまっていないかなと思っています。

1位:定年後の人生設計をしておくべきだった

 私は「定年後の人生設計をしたくない」というのが前提にあるため、定年にならずに、働いていくために、資格試験の勉強をはじめました。少なくとも、現業 → 現業+副業 → 副業を本業に → 定年(80歳くらい)
というつもりで、自己研鑽と健康維持をがんばろうと思います。

 将来に意味のある50代を過ごすためにも、これまで、自分で勝手に設けていた制限を撤廃し、いろんなことに挑戦をして充実した50代を続ければ、自然と「憧れていた60代」を実現できるのかなと思っています。

 定年になってからとか、定年数年前になってから考えるのは明らかに遅すぎます。思い立った今が一番、若いときであることを自覚し、若いときから夢の明確化と夢への挑戦と失敗をしておくことが大事と思います。

 私も中小企業診断士の1次試験を当初は7科目のストレート合格をめざしましたが、結果は4科目合格のみでした。ここで、失敗をしたからこそゴールへの距離感や勉強の優先度が再設定されたので、50歳からという点では遅いですが、私の人生の中では一日でも早く取り組めたという点ではよかったと思っています。
 早くはじめ、はやく失敗し、早くゴールまでの道筋を見極めることが50代は特に重要かなと感じました。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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