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50歳からの中小企業診断士 10年後を見据えて取得しておいたほうがよい資格5選

 20数年前、就職氷河期の中に採用された企業に運命を感じ、定年までこの会社で粉骨砕身で勤め上げようと思ったが、これまでも諸先輩の早期退職制度の導入や、給与を決める評価制度が変わることで終身雇用制度や年功序列制度の終焉を目の当たりにし、デフレ経済と不景気で春闘の結果も我慢の連続だったりをした世代も今後10年前後で60歳を迎えようとしています。
 第二次ベビーブーム世代も入っており、大量の人員がシニアとなることでこれまでの世代とはまた異なる雇用の需給関係になると思われます。

 そんな時代を見据えて、10年後に「自分らしく」生活できるようにできる準備をしておこうと思う方々はある程度存在すると思います。私も会社に左右されず、個人で社会に貢献できる人材になりたいと思い、中小企業診断士を目指し始めました。まだ道半ばでこの春から登録養成課程に通います。

 今回は世の中のニュースででるランキングではなく、私個人が事務系の人材として感じている「10年後を見据えて取得しておいたほうがよい資格5選」を勝手に選んでみました。

私見度100%な10年後を見据えて取得すべき資格5選

 1)TOEIC (730~)
 まず、語学は何か1つある程度、「日常会話以上」話せると周囲が勝手に思うぐらいのものは持っていると良いと思います。
 語学は人により時間差はありますが、他の資格に比べると、学習と受験を継続すれば、ある程度、得点を伸ばすことができる分野です。
 これを持つことで、「話すことができる」というよりは、「学習に向けて継続的に努力ができる人であること」をアピールすることができます。

2)セキュリティ系の資格
 PCを使ってこれまでと違う環境で働くことになっても、セキュリティについて基礎的な知識を理解をしていることは採用時、業務時に信頼感を与えることにつながると思っています。そのため、
「ITパスポート」→「情報セキュリティマネジメント試験」→「情報処理安全確保支援士試験」のどれかを持っていることは他の方との差異化としてアドバンテージになるのではと思っております。
「CISSP]があると尚、良いのかなと思います。

3)マンション管理士
 ここ数十年でマンションも増えており、マンションの維持管理の体制が資産価値に影響もあるため、マンション管理士のニーズも増えるのではと思います。マンション管理組合へのコンサルタント能力を示す国家資格として合格率は10%で難易度は高くみえていますが高齢者の受験者も多く、実態は不明ですが、50代で合格すれば「若手」になるのではと思いますし、職住近接の場所で仕事ができる可能性もありお勧めです。(追加で宅建士なども持っていると尚良いのかもしれません)

4)社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士のいずれか1つ
 10年後のために目指す資格という条件であれば、難関資格と言われる上記3つのうちのいずれかを目指すのは良いことだと思います。
 どれも平均勉強時間が1000時間~1500時間と言われており、また社会人が働きながらでも目指せる資格です。
 これらの資格は10年後のご自身の可能性の広がりをより推進してくれるものとなりますし、自信にもつながります。
 短期で取れる資格と並行して1.5年スパンの準備として挑戦する価値は大いにあります。
 私も冒頭のとおり、「中小企業診断士」を目指しています。

5)事業承継士
 300万社あると言われる日本の中小企業ですが、そのうちの半分が後継者不在となっているという統計もあります。
 事業承継に関する支援は今後ますますニーズが高まると予想されますので「事業承継士」という資格は10年後には活躍する需要もフィールドも整っているのかなと予想しています。
 この資格には前提として、4)にある資格などを持っていることが要件となっていることから、4)の発展ととして、この資格を持つことも検討するのは良いのではないでしょうか。
(参考)事業承継士取得に必要な保有資格
・公認会計士
・弁護士
・司法書士
・税理士
・社会保険労務士
・行政書士
・中小企業診断士
・土地家屋調査士
・一級建築士
・不動産鑑定士
・宅地建物取引士
・ファイナンシャル・プランニング技能士


いかがでしたでしょうか。世間のランキングとは異なりますが、キャリア自律として、「地道に継続的な努力を学びについてできる」ことと、その専門性をアピールすることで、資格知識のみならず、ヒューマンスキルも持っていることをアピールできるよう、バランスよく資格取得をこの10年間のスパンで目指していくことは、10年後に今を振り返ると「あの時、一念発起して継続的な学びを開始できてよかった」と思えるのではと思います。

私も先々を見据えて学びを止めないようにしたいと思います。


最後までご覧くださりありがとうございました。

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