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50歳からの中小企業診断士 娘の中高一貫校の卒業を迎えて思うこと

 本日は娘の高校卒業式。中高一貫校のため、3年前の中学卒業式はお別れとか巣立ちのようなものはなかったので、小学校の卒業式以来、実に6年ぶりのリアル卒業式となります。
 私は50歳から中小企業診断士を目指しても、娘の親としてもまだまだ道半ばですが、娘の大学受験勉強と並行して私も中小企業診断士の資格勉強をおこなって、親子共々、今春から新たな学生生活になるということもあり、娘の卒業について思うことを書き留めようと思います。

 中高一貫校ならではの安心感

・6年間ずっと一緒の教師団に任せる安心感
 娘の通う中高一貫校は学年団の先生が生徒と同時に学年を繰り上がってクラス担任や教科指導を行います。そのため、中学1年生の時からずっと見てもらっているということで、親や親せきとは別に、6年間を通じて本人の成長を長く見てくれている存在がいたというのは、親にとってもありがたかったし、子供にとっても心理的な安全は気づいていないだろうがあったのかと思います。教師団の中には、文部科学大臣優秀教職員表彰を受けられた先生もいて、教科指導のみならず、生活指導においても生徒と良い距離感で向き合っていた印象です。
 子供同士ではこの6年、楽しいだけでなく、きっと友達や部活の上下間でトラブルや仲たがいなども多少はあったと思いますが、それでも娘自身も本日のイベントに朝早くから化粧とヘアメイクをし、パーティーグッズを持って登校したり、明日の卒業式の集まりを楽しみにしている様子をみて、少なくとも親としては良かったなと思っています。

・探求活動と個々人に沿った受験への向かい方の指導
 娘の学校は偏差値偏重な受験指導を行っておらず、個人課題研究をきっかけに様々な進路をとる人が多く、海外の大学、音大、美大、医学部、国公立、私立と多岐にわたります。娘も個人課題研究で経験したことを糧に、学部を選び、AO入試に向けた研鑽を重ね、第一志望の大学に入学できたこともあり、この探求を指導してくださった先生に巡り合えたことは彼女にとっても幸運だったと思います。

・保護者参加型の多くのイベントを通じた親同士のネットワーキング
 1学年の生徒は280人ぐらい?いるのですが、イベントでキャンプがあったのですが、そのキャンプのボランティアをはじめ、親が参加するイベントが多く、親同士のつながりもできたのは私にとっても予想外なことで楽しかったです。親の職業も学校の特徴や場所柄なのか、「へっ?」とこちらが恐縮してしまうような仕事をされている方が多かったです。私が資格取得を目指そうと思ったのもそういった方々の生き方や人生の楽しみ方にあこがれたというのも心の奥底にあったかなと思っています。

・コロナ禍での即座のオンライン授業への移行と魅力ある事業
 学びを止めないということで、緊急事態宣言の後、すぐにオンライン授業に移行したのは早かったです。世の中的に初めてな事態にも関わらず、様々な工夫をこらした授業で家の中で聞こえてくる笑い声から同じくリモートワークをしていた私は羨ましく思っていました。

・卒業後、学校にいけば、先生に会える
 私立の中高一貫のいいところの1つで先生の転勤が公立のように頻繁にないので、学校に立ち寄れば自分のことを知っている、見てくれていた先生に会える、相談できるというのは、親としてはとても心強いところです。

・一貫した指導方針
 高校卒業後は生活面やメンタル面でアドバイスをしたり生徒を見る「先生」はいなくなります。中高6年間を通じての学びのプロセス、生活指導のプロセスは子供の成長や考え方に大きく影響を与えるということを考えると中学と高校の間で先生や友達の関係がリセットされないのは良かったです。

 中高一貫校ならではの改善点

・安全を優先しすぎな面も
 娘の学年はコロナ禍で海外の修学旅行が中止となった代でした。
一斉は無理だけど分割して実現するとか、何かしら学校プログラムとして海外を経験する機会をコロナ明けにでも作っていただきたかった。
 オンライン授業の環境が整いすぎたが故に、リアル授業形式に戻すまでに時間がかかりました。
 重症化リスクというのがずっと続き、家庭に配慮した安全策によるものと思っています。しかし、学校のイメージとしては、もっとアクティブな行事を先陣をきって復活させる学校というイメージもあったので残念でした。

・登校せずとも変わらぬ学費
 高校3年の1月~3月の登校は2日だけでしたが、学費は関係なく引き落とされます。そこは学校も授業がないんだし、何とかしてくれいと思います笑。

・親の参加が多すぎる
 良い点で親同士のネットワークが作れたというのもあるのですが、私自身、自分が通っていた公立高校の卒業式は生徒だけで親は参列しませんでした。しかし、娘の学校は両親で出席するのが大半のようです。
 おまけに卒業式の後は保護者主催で生徒や先生と立食形式のイベントを半年前から保護者が準備をするなど、驚きの連続でした。
 一方、息子の学校は娘の学校の雰囲気とはまた異なるので、親としては子供を通じて違ったタイプの校風を存分に楽しめそうです。

 娘の幼稚園の卒園式はその成長著しさに涙しそうになりましたが、今回はしんみりと卒業式を味わいたいと思います。

 私も2年後に知識のみならず、心身ともに成長して登録養成課程の卒業を迎えられるように、娘や娘と6年間充実した生活を送ってきた生徒たちの晴れ姿を目に焼き付けて目標としようと思います。

 最後までご覧くださりありがとうございました。

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