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特別支援教育ってダイバーシティー⁈

マレーシア在住で文筆家&編集者の野本響子さんのVoicyチャンネル「東南アジアから未来が見えるラジオ」 

Voicyフェスでも中学受験の専門家安浪先生と大変興味深い対談をされていて、その続きがこちらで聴けます。

以前から野本さんのVoicyは聴いていたものの、中受は我が家に関係ない話なので安浪先生の存在は知りながらもこれまで全く聴いたことがありませんでした。

しかし、対談を聴いていく中で、日本のトレンド且つ優秀な子たちが進むであろう中学受験と、普通の教育からはみ出た不登校や発達障害児向けの教育って実は対極に見えるけど本質的な課題は通ずるものがあるかも?って感じました。

我が家には公立小学校に通う2人の男児がいます。小4長男は普通級、小1次男は支援級在籍。小4長男を見ていると、クラスの和を乱さず皆と同じことをすることを良しとし◯✖️がはっきり分かる正解を求めるテストが多い。長男はこの集団で今のところ難なく過ごすいわゆる"普通の"日本の小学生です。一方、支援級次男は1クラス6,7人の学年も跨る少人数制。個人のペースに合わせてのんびりと学習するスタイルで担任の先生がきめ細やかに本人のスタイルに沿ったやり方で授業を進めてくれます。放課後は発達特性があるお子さんが集う放課後等デイサービスで自律やソーシャルスキルを身につける活動をしています。そこには比較的多国籍のお子さんが多く、次男はどこで覚えてきたのか訳の分からない英語を口にしたりしています。

私自身は子どもの頃そこそこ勉強も集団生活もできて普通級で過ごすこと以外は考えもしなかったし、支援級にはつい最近まで偏見を持っていました。できることなら次男も普通級で沢山のお友達に囲まれていた方がいいんじゃないかな?と。

でもこのおふたりの対談を聞くにつれて、これからの子どもたちに真に求められることってなんだろう?支援級の特別支援教育って実はめちゃくちゃ最高じゃん!って思うようになりました。だって、早いうちからマイノリティな世界を味わってその中で自分らしさを表現できる場所なんだもん。次男が毎日ニコニコ機嫌よくやりたいことを自由にしている姿を見てそう思うのです。長男は長男なりに今のところ小学校の普通級に順応してるのでそれはそれでいいと思うし、世間的には長男の方ができることが多いのになぜか窮屈さを感じてしまいます。なんというかこの窮屈さを肌で感じて学校に行けない子どもが増えているのかなー。なんて思ったり。

私自身が日本の同調圧力にいつの間にか流されて子どもを自分の思いどおりにしようと知らぬ間に仕向けてしまっていないか?次男が特別支援教育を受ける存在でいてくれることが私の凝り固まった考えをほぐしてくれていると感じるそんな対談でした。

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