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my life

20代
私はある外資系化粧品会社に勤め
キャンペーンやサロン活動で
日本全国を回っていた

1回の出張は1週間から2週間
間に休みが入り、大阪から四国、
北九州から南九州へなどと
仕事をしながら旅をした

毎回5、6人のグループで
寝食を共にし過ごす毎日は
とても楽しかった
まさしく、華やかなりし時期

そんな仲間と40数年ぶりに
プチ旅行に出かけた
既に皆高齢者となり
病気を患い回復した者 
今患っている者
夕食後 それぞれ薬を飲み
健康とは言えないけれど
集まると 直ぐにあの頃に戻る

それぞれ紆余曲折あって今がある
今だから話せることがある
どんな話でも 今だから
笑い話となる
思い出を語るとキリがない

現地に到着すると
ホテルがラブホだったときあったね
広島三次では 古い旅館で
3人川の字で寝たっけ
神戸ではホテルの屋上から
学生と警察の揉み合いをみたね
北九州では 
ホテルで霊的現象を感じたよね
どこだっけ お風呂でお湯も出ない
旅館があったよね

だけど 行く先々で回った
観光バスは良かったね
行った町に城があると
必ず行ったね 
夜 外に食事にいき
スナックで ピンクレディ
歌って踊ったね
いろんなとこ行って
いろんなことあったね

そんな話をしながら 
思い出に慕った

ある時から せっかくだから
休みには 行った先で 
観光バスに乗ろうと決めた

そうでもしなけりゃ
若い時期が
無駄に仕事で終わってしまう
私達は 根無草のようだった
それを逆に楽しんだ

振り返ると あの頃が 眩しい
私の人生の中で いちばん
輝いていた時期だったと 
言えるだろう 

私の歩んだ人生を段階別にすると
第一ステージ 幼少期
第二ステージ 学生期
第三ステージ 第一次黄金期 
第四ステージ 結婚 子育て期 
第五ステージ 自立 第二次黄金期
第六ステージ グランドジェネレーション

第三ステージが1番輝いていた時期
そして、次に輝いていたのは第五ステージ、そこで初めて自立でき、自分のやりたい仕事をし、自分の地位や価値を築いてきた

私は、その段階、段階で友人がいる
今も、その仲間と時々会って話ができることが、私の宝

今、私は第六ステージ
本来なら晩年期と呼ぶのが相応しいかもしれない
でも、あえてそう言いたくない 
思いたくない

先日、若い友人に言った
私は現役で死ぬことが希望と
働けるだけ働いて
惜しまれて逝くことが私の夢







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