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心が一緒にいること。

こんにちは😃私は北海道十勝から、児童養護施設と少年院出身の青年の自立サポート団体 NPO法人スマイルリングで活動しています。スマイルリングでの物語を毎日書いています。

 

 児童養護施設や少年院を出た後、まだ社会経験の無い彼らを、守ってくれたり、受け入れてくれる人や場があればいい。

 青年には自分の生き方、人生を自由に選ぶ権利がある。ただ、まだ10代や20代前半で、生きる術の経験が少ない彼らには、どっしりとした頑丈な支えが必要だ。

 迷ったり、落ち込んだり、『思っていたのと違う』と立ち止まっては別の道に進んだり…。

 それは人間が経験する、当たり前の自然なことなのだが、その時に“誰かが側に居るのか居ないのか”では、とても大きな違いがあると思う。


 まず、児童養護施設では、原則18歳で自立をすることになっている。

 親や親切な親戚など、“いつでも帰る所のある自立”では無い。泳いだことの無い大海へ、池の中にいた魚が『何処でも自由に行け』と放たれるような、孤独で不安な旅立ち、“自立”である。

 この時の自立が“孤立”になってはいけない。誰か大人がしっかり“一緒に居ること”が必要だ。その時、別に一緒に住まなくてもいいから、“心が一緒に居ること”が大切なのだ。

 少年院出身で、私達NPOに連絡をしてくる青年達なら尚のことだ。彼らは誰よりも強くて暖かな支えを必要としている青年達だ。


 そんな彼らに、少年院へ行っては

ここを出たら連絡くれよ!

 と連絡先を教えて帰ってくるのが、NPOの代表、堀ちゃんだ。

 大人からすれば、“一番面倒なしんどいこと”に思えるだろう。そして“地味で目立たない”、“お金にもならない”…。それが『連絡くれよ』ということなのだ。

 ただ、この一言が言えなければ、どうやって彼らと心が一緒に居られるのだろうか。

 彼らと心が一緒に居るからこそ、私たちの心も暖まり、幸せを感じられるのだ。

 本当の優しさをもって、青年の支えになろうというのは、やっぱり“勇気”が必要だと思う。これは私一人では凄く難しい。ほとんど無理だ。いや、絶対無理だと思う。

 スマイルリングの一員だからこそ、私も安心して若者達と一緒に居られる。それがとても嬉しい。

ここまで読んで頂きありがとうございました。なるべく毎日更新を目指しています😁
NPO法人スマイルリング
理事 ののむら ちあき😁

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