菅政権こそポスト小泉政権

菅政権はどんな政権になるのか?

もちろん人事の面でも安倍政権を最も引き継いだ内閣には違いありませんが、菅政権は、安倍政権以上の思い切った改革政権に変化しそうな雰囲気が早くも満載です

そして菅政権は長期政権を築いた第2次安倍政権よりも、あの小泉政権に近い様に思えるのです

理由は3つ

①携帯電話料の値下げをはじめとした改革案

早くも打ち出してきた政策です。若者世代にもインパクトがあり、ワイドショーなどでも大きく取り上げられています。官房長官として何度か議題に上がるも、結局は手をつかずの問題でしたが、就任会見時からこの問題を取り上げ本気で値下げをしようとしています(大本命の政策は電波オークションでしょうが、、、)

②第1次安倍政権では総務大臣として様々な改革に着手

ふるさと納税や公務員制度改革や、NHKの問題など改革に着手。いろんな意味で保守的で官僚にやられ放題であった第1次安倍政権の中でも、圧倒的に官僚を使いこなし仕事ができる大臣でした。当時の安倍政権を徹底批判した上杉隆著「官邸崩壊」(この本の影響力は間違いなく第1次政権を追い込むほどのインパクトはありました)でもただ一人批判されることなく、辣腕ぶりが評価されています

③菅首相のブレーンの存在

あの竹中平蔵氏や嘉悦大学の高橋洋一教授、原英史氏などのメンバーが折に触れ菅首相の助言をしているブレーンの様な存在です。小泉政権末期、竹中総務大臣を副大臣として支えたのが菅首相であり、総務大臣補佐官だったのが高橋洋一氏、安倍・福田両政権で渡辺喜美行政改革大臣のもと補佐官として支えたのが原英史氏と改革派の面々です(笑)

これらの理由から、菅政権は14年ぶりのポスト小泉政権に相応しい改革政権と言えるのではないでしょうか。菅首相の師匠は梶山静六なので、小泉純一郎元首相と総裁選を争っていたライバル陣営にいたはずなに、政治家とは不思議なものですね



(補足)小泉政権は2001年から2006年まで、郵政民営化、道路公団民営化、政府系銀行の改革など、様々な規制緩和を行った自民党には珍しい改革政権でした。

そして当時の麻垣康三と呼ばれる、ポスト小泉の面々

麻生太郎、谷垣貞一、福田康夫、安倍晋三の4人の名前をもじったものですが、谷垣さん自身は総理にはなれなかったものの、全員もれなく自民党総裁になれた事からも、間違いなく自民党総裁選に勢いがあった頃だと思います



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