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#94 インスタント・ファミリー

何となく映画が観たいなあと思って

アマプラで探していたら

たまたま目に止まった作品


インスタント・ファミリーだなんて

何だか軽すぎるなあ

どういうことだろう

ただのコメディなのかしら

なんて思いながら

気になって観てみると


蓋を開けてビックリ

これは、、、


「家族」「養子縁組」「里親」「里子」

とても深く深い内容で

インスタント

いわゆる

すぐに、即席で

そんな家族の話ではない


実親と暮らせない子どもたちの葛藤

親になるということの葛藤

そして里親として里子として家族になることの葛藤


でも

「インスタント」

そこがチラチラ垣間見える瞬間もあって

早い段階で

遠慮せず

言い合っていた

これって

怒りをぶつけられるって

なんていうか

それでもそばにいてくれる

そんな試しと確証の表れのように感じたし


養子縁組のことなどは

軽々しく考えられるものではないし

考えちゃいけないのかも知れないけれど


「家族」を考えたときに

もちろん

書面上であったり

子は親を選べなかったり

まあ色々とあるけれど

結局はさ

土台は

血の繋がりもない他人同士が

大切で一緒にいたいというその気持ちが

二人を引き合わせ家族やパートナーになったわけで


そう考えると

里親、里子云々という名ばかりの壁はいらなくて

血の繋がり云々もいらなくて


ただ無性に愛を与えたい人と一緒になる

その思いが

家族というカタチになっているように感じる


どんなカタチであれね



インスタントではないけれど

インスタントのように

複雑に絡み合った糸を

解いて単純にしてくれる



そんな作品に感じた

何だかポカポカと胸が温かになる







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