ごきげんよう、霜村夕季です。

今年の大河ドラマ『光る君へ』、観てますか？
吉高由里子さん、お綺麗です。
平安貴族の子女の集まりのシーンも、おひなさまのようで雅で美しい。目の保養です。

そんな時代に紫式部が書いたのが、かの有名な『源氏物語』。

その源氏物語に私はかつて大学入試本番で遭遇しましたが、あらかじめ対策していたためにその試験の国語古文は満点を取ることができました！
そしてその対策を、塾講師•家庭教師としても自分の生徒に伝えてきました。
実際、学校や塾の先生方でも、この対策をオススメしている方は多いと聞きます。

さて、その対策とは？

…源氏物語の『漫画』化作品を読むことです。

めちゃくちゃ簡単ですよね。笑
受験勉強と構えず全然気楽に挑んでいただいて大丈夫です。

むしろ勉強の息抜きにもなりますので、気軽に受験勉強取り入れてみてください。
今回は、私が実際に読んだものも含め、おすすめの漫画も紹介していきます。

『源氏物語』対策をしてほしいワケ

源氏物語は国語古典の頻出作品

高校生の皆さん、思い返してみてください。
源氏物語、もちろん古文の教科書でも取り上げられてますが、それだけではなく更に模試や問題集でも出会ってませんか？
古文の問題の題材として取り上げられる作品というのは、試験問題にしやすさなどから、ある程度決まってきます。
源氏物語はその有名さ•物語性ゆえに、古典の試験問題の題材になりやすいのです。
ということは、本番の入試にも出題されやすいということ！
大学毎に出題傾向はあるかもしれませんが、物語のあらすじぐらいは押さえてて損はありません。
受験だけでなく、一般教養としてもどんな話かくらいは知ってて良いと思います。

元ネタを知っていれば解きやすい

古文の問題って、『この単語の意味は？』『この和歌の解釈は？』『この部分の表現の意味は？』など、意味や解釈を問われるものが多い。これは、その題材のあらすじがわかっていれば、そこから推測して解けるものが多いということなんです。

あらすじの理解度としては、例えば、
『この問題の場面はあそこだな。①誰が②どういう事情で③何してて、④こういう心情で⑤こんな意味の歌を読んでるんだな…』ぐらいざっくりな感じで大丈夫です。

入試問題って、大概はマークシート方式。
1から解答を記述するのではなくあらかじめ選択肢が提示されてるから、そこから設問に合うものを選びますよね。
上の例の①〜⑤を押さえとけば、何となくでも合いそうな選択肢を選べそうじゃないですか？

漫画で読むのが良いワケ

上記の例でもお話したように、試験問題を解けるレベルならば、作品についての深い理解はそこまで必要とはなりません。

ただでさえ色々忙しい受験生です。タイパ重要ですよね。
源氏物語、宇治十帖まで入れると、文章で読むと全体の長さは何巻にもわたるしっかりとした長編小説です。
そんなの受験生が読めますか？他にもやること山ほどあるのに。

その点、漫画は手に取りやすく読み進めやすい。
しかも漫画だと絵と台詞で場面をヴィジュアル化してあるので、視覚的にすぐ理解でき、平安時代という予備知識があまりなさそうな場面もイメージしやすい•覚えやすいのです。

受験生にオススメの『源氏物語』漫画化作品紹介

源氏物語は非常にエンタメ性の高い作品です。
なので、漫画化作品も実に多様。

今回は“受験勉強向け”な作品を選んでご紹介します。

①あさきゆめみし

源氏物語の漫画作品の金字塔！
たぶん一番有名ではないでしょうか。
キラキラしたザ•王道少女漫画ではありますので好みが分かれるかもしれませんが、だからこそ、雅で華麗な物語の雰囲気を伝えるのに本当に良い作品です！

ちなみに私がリアルに受験生時代に読んだ漫画作品はこちら。
高校の図書室にあって、受験生時代に友人たちとみんなで交代で借りてました。
そのメンバーの中に図書委員長がいたので、色々心強かった。笑

②漫画で読破　源氏物語

『時間がないから情緒とかは置いといて、効率よく大筋を把握したい』という方にオススメの一冊。
簡単に読めて、ちゃんと面白いです。

③大掴源氏物語　まろ、ん？

この栗のキャラ、かわいいでしょ？笑
こちらは8コママンガでざっくりゆるーく源氏物語を伝えてくれます。
当時の文化や和歌の解説などもあり、理解を助けてくれます。

④はやげん！はやよみ源氏物語

こちらもキャラがかわいいです。
読みやすさから、源氏物語入門編としても人気がありますね。
ラブコメタッチでポップな展開なのも、とっつきやすいポイント。

源氏物語対策、お試しあれ

受験間近になると時間もないと思うので、なるべく早く取り掛かってみてください。

もちろん、『漫画ではなく文章で学びたい』というのも良いでしょう。
すばらしい現代語訳作品もたくさんあります。
以下の記事で私のオススメをいくつかご紹介してますので、良ければ見てみてくださいね。

受験を機に、学びながら源氏物語を楽しんでもらえると幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました♪

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