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#けテぶれFC で切磋琢磨【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


長い長い4月を乗り越え、
ようやくGWに辿り着きました。
長かった…

なんとか無事に乗り切った
私のこの1ヶ月を支えてくれたのは、
間違いなく葛原実践です。





けテぶれサロン→サロンplus+


以前のnoteでも書きましたが、

コロナ休校の頃に出会った「けテぶれ」。
そこから書籍を読んだり様々な講座に参加したりしながら
見よう見まねで葛原実践を試行錯誤する日々。

そんな中、Facebookのけテぶれサロンに入り、
(2024/4/28 13時現在、2998人!ざわ…ざわ…)

そして「けテぶれサロンplus+」の会員になり、(会員番号34)

日々、濃ゆく学ばせていただいています。


けテぶれサロン主催の「けテぶれ会」が
毎週土曜日に開催されており、無料で参加できます。

ただ昨晩(2024/4/27)は、通常回がお休みで
けテぶれサロンplus+会員限定回でした。


詳細はもちろん述べませんが、
葛原先生の現在地のめちゃくちゃ興味深いお話が聞けたこと、
そして放課後タイム(通称:けテぶれ会二次会)の
ブレイクアウトルームでの実践者のみなさんのお話が
まあ聞いていて豊かで、楽しかった。

共通言語アツい思いを持った皆さんのお話は
聞いている私にも、たくさんの熱意と勇気をくれます。
そして何より
実践に対する解像度がぐんぐんと上がり
週明けにまたやってみよう!頑張ろう!と思わせてくれます。



けテぶれ界、次のフェーズに


けテぶれ会で
素敵だなぁ、大事だなぁと思うのが、
葛原実践を語り・広げる担い手が
葛原先生ご自身だけにとどまらず、
実践者のみなさんが語り・広がるフェーズに来ていること。

いや、もともと先陣を切って発信してくださっている方も
たくさんいらっしゃるのですが、

その輪が加速度的に広がっています。

学びの受け手だった人が発信者になり、
裾野がじわじわと、どんどん広がっていく。
そこに、その端っこにいる私も、ワクワクを感じています。



モリまき会からの「委譲」


葛原実践を学ぶ場のひとつとして
「モリまき会」という、もーりーさん、あらいさんが主催の場があります。

「けテぶれって何?」と思っている方たちの受け皿として。
「けテぶれ」を始めたい方の伴走者として…

私も幾度となく講座に参加させていただき、
たくさんの学びを得てきました。


そしてこのモリまき会においても、
もーりーさんやあらいさんだけが発信するのではなく、
はじめは伴走してもらっていた方たちが、
次は他の誰かの伴走者になる。
そんなフェーズに来ているようです。

EDUBASEの坂本先生も
voicyなどで仰っていましたが、
少しずつ「委譲」していく。



けテぶれFCへの参戦!


というわけで、
次のフェーズとして、たいちさん

が中心となり立ち上げられたのが、
「けテぶれFC」

このけテぶれFCに、わたくしsmyleも
参加させていただくことになりました!


2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。
先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。

アウトプットする場がある、ということは
自分の実践と定期的に向き合うことができます。
(良い意味で向き合わざるを得ない)
そういった場がなければ、ともすると惰性で実践が流れていってしまう。
そうならないための場として、とても有難い。

また、たいちさんをはじめ
実践者のみなさん(サポーター)の方たちの醸し出す
心理的安全性がとても高い。

これは、全員が葛原実践という共通言語を持っていること、
また「心マトリクス」などを通して
自分の心と適切に向き合えていること。
そんなことも、要因にあるように思います。

まだ初回を終えたところですが、
とても居心地の良い、明日からがんばろうと思える場でした。



アウトプットはスプレッドシートで共有


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。
書き出すことで実践が整理されていき、良きです。

試しに、
私のこの2週間(4月第3~4週)の
振り返り(一部割愛)を載せてみます。
(専門用語など出てきます。読んでいてよくわからないそこのあなた!
 一緒に学びましょう笑)


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・心マトリクスを導入したものの、導入しっぱなしだったので、とんさんKITAさんの気持ちカード実践を道徳の時間に行った。初めより解像度は上がったように思う。
・QNKSを導入。毎日の生活けテぶれシートや学習で使ったシートをファイリングしているのだが、そのシートを見返しながら、今週のキーワードをNとしてQNKSシートに捕まえさせた。その集まったNをKし、Sとして文章化させた。初回から多くの子どもたちがうまくNやKをこなし、良きSを紡げていたように思う。
・また、総合学習で「〇〇」について学んでいるが、〇〇に関する動画資料を見ながらQNKSをやってみた。見て聞いて分かったことをまとめる手段としてQNKSは有効だと感じた。
・QNKSについては「論理的に作文する力が高まるよ」「聞き取りテストなんかでも力発揮できるよ」などの言い方でツールとしての価値を伝えた。
・けテぶれは、算数のテスト勉強で導入した。本テストの2時間前に、プレテストを用いてけテぶれを導入。け…明後日のテストで100点取るためにテスト勉強をする テ…プレテスト ぶ…+、-、→ れ…自分に合った練習(具体をみんなで出させてから)。「家庭学習でもやってみて」と投げかけたらやってきた子が居たので、やった子を価値づけ、紹介した。すると、少しずつけテぶれで家庭学習する子が増えてきた。また漢字ミニテストを週末に控えた月曜、漢字練習けテぶれを導入し、教室で一緒にやってみた。ミニテストの上限を解放(熟語を書くたびに加点)すると、けテぶれで熟語練習に励む子がちらほら見受けられた。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・心マトリクスの解像度を上げるために(子どもの、というより示している私自身の)「今のこの状態は、心マトリクスで言うと○○だね」と逐一位置付けていった。すこーしずつ肚に落ちていっている感じ。
・一見マイナスの感情である「ダラダラ」や「モヤモヤ」などを自覚出来た児童を、なるべく価値づけた。「自分で気づけているって素敵!」「そんなときもあるよね!」「そんな時間も必要だよね!」
・生活けテぶれシートでもQNKSシートでも、素敵だと思ったことに下線を引き「☆」を描き、星の数でフィードバック。返ってくる星の数が増えていくにつれ、子どもたちの理解度や意欲も上がっていっている。


3 子どもの実態

(割愛)


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

・心マトリクス図は、A3ラミネートしたやつだと小さかったので、カラー拡大したものを、前面黒板の上にどーんと貼りました。その図に寄り添うように、学級目標「〇〇・〇〇」を貼りました。(〇〇はニコニコ?、〇〇はモクモク?なんて話もしながら)
・生活けテぶれシートは、朝の会に計画タイム→帰りの会に振り返りを毎日継続中。星でフィードバックしてファイリング。お家の方にも学級通信で紹介。
・QNKSもシートで書き、同じく☆フィードバック&ファイリング。いまのところ一週間の振り返り、総合で使っているが、できればどの場面でも同じシートでやりたい。教科ごとに別のシートを用意したり、項目を変えたりしないでもできるか。(持続可能性的にも、汎用性の高い実践だと理解させるためにも)
・単元テストと漢字ミニテストで、テスト分析シート(ひるねさん作)の活用をスタート。またテストの前には、井上先生の「◎・〇・△」実践も導入した。テスト分析との相性良き。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・全部ファイリングしていて一覧性は良いが、すぐにいっぱいになりそう。夏休みまでもつかレベル。上記のテスト分析シートもファイリングしてみたが、これだとテストの度にシートをつけ外ししなければならず(提出時)(一つのシートに複数回分の分析を書く仕様なので)ちょっと困っている。テスト分析シートだけでも、別で保存する?
・結果的に3つの実践(けテぶれ・QNKS・心マトリクス)の導入を終えた。4月に全部導入しなきゃ、とは思っていなかったが、自分の中で必要感を感じたタイミングで導入できた。導入ありきでなく、ここが良きタイミングだと思えたときにいつでも導入できるように、スタンバイしておくことが大事だと感じた。
・心マトリクスの解像度はまだまだ上げていかなければいけない。せっかく書いている一筆箋を、心マトリクスとリンクさせる時間を取ると、より解っていくように思う。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

(割愛)

けテぶれFC スプレッドシートより

こんな感じです。


特に年度初めだからだと思いますが、
こんなに書くつもりじゃなかったのに
書き出すと止まらない笑

これも「ちゃんと聞いてもらえる」
「みなさんに聞いてほしい」と思える場であるからだと思います。


葛原実践の一つの目指すべき点・到達点は
そんな「心理的安全性のある教室」なのではないかと思っています。

私自身がそんな教室の担い手になれるように
#けテぶれFC で、切磋琢磨しながら学んでいきます!

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