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全て嘘

ふかーい湖の底からこの手紙を書いています。君が汚らしい水溜まりと呼ぶこの湖は、入ってしまうと予想通り汚くて、でも息がしやすいんです。そのヘッドホンは君の心を打ったかな。僕はずっとここで息をしているのに君のところはヘッドホンなんかしないと息ができないみたい。ねえ、湖に住む僕の心が水色でないなら、君の心は何色?詩を読む時、わかってもわからなくてもいいところが好き。優しいから。だから僕は君に詩を手紙として送るよ精一杯の優しさをこめて

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