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1000日チャレンジ 477日目 『ルートヴィヒ美術館展』(1)Wassily Kandinsky「White Stroke」

ゴールまで523日

★BMI:24.3

★国立新美術館で開催中の『ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション』を先日、観覧した。この展覧会で印象に残った作品数点を紹介したい。
展覧会概要(美術館web siteより転載);ドイツ第4の都市、ケルン市が運営するルートヴィヒ美術館は、20世紀から現代までに特化した世界有数の美術館です。その優れたコレクションは、市民からの寄贈をもとに形成されてきました。本展覧会では、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとするコレクターたちに焦点を当て、ドイツ表現主義や新即物主義、ピカソ、ロシア・アヴァンギャルド、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む代表作152点をご紹介します。(会期;2022年6月29日(水)~9月26日(月))
ルートヴィヒ美術館とは;1976年に、ドイツで最も古い古典絵画美術館であるヴァルラフ・リヒャルツ美術館から独立するかたちでオープンした美術館。近現代芸術のコレクションを所蔵。ドイツ表現主義の作品を中心とするハウブリッヒ・コレクションと、ルートヴィヒ夫妻の寄贈による現代アートのルートヴィヒ・コレクション。ピカソ、ロシア・アヴァンギャルド、シュールレアリスム、ポップ・アートなど20世紀美術を収蔵・展示する。

☆Wassily Kandinsky;「White Stroke」;19-20世紀ロシア出身の画家ワシリー・カンディンスキーが1920年に描いた作品。(ルートヴィヒ美術館蔵)

White Stroke(ルートヴィヒ美術館蔵)

私の大好きのカンディンスキーの作品。カンディンスキーは、ロシアからドイツに渡りフランツ・マルクと芸術雑誌「青騎士」を刊行し、ドイツ表現主義の画家らが参加した。第1次大戦・ロシア革命勃発によりロシアに戻り、政治委員になるも、スターリンの台頭により再びドイツに戻り、バウハウスで活動する。この作品はロシア時代のもの。ボートとオールなど具象的な表現も残っているが、中央の白いストロークなど単純な線や図形で構成された画面は、抽象絵画への移行を感じさせる。全体的に暗い色調の絵ではあるが、多くの色を使ったカンディンスキーらしい作品だと思った。


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