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1000日チャレンジ 865日目 東北縄文の旅②八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館

ゴールまで135日

★BMI:23.6

★先日、東北の縄文遺跡・博物館を巡る小旅行をしたので記録に残しておきたい。

◎八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館(以下、青森県観光情報サイトから引用)
「「是川縄文館」は、八戸市にある是川遺跡や風張1遺跡などの出土品を数多く展示している施設です。国宝の「合掌土偶」も展示されており、国宝を間近で一目見ようと多くの人が訪れます。
2Fにある常設展示室に入ると、大きなシアターが迎えてくれ、漆の赤と黒を基調とした中居遺跡出土品をイメージさせる「縄文への道」や、当時の暮らしを紹介する「縄文くらしシアター」が上映されており、縄文時代についてわかりやすく学ぶことができます。
また、「うるしの美」「是川の美」「風張の美」をテーマに、出土品の美の世界を紹介しているコーナーや、自然環境、くらし、縄文人の技などを紹介する縄文の謎のコーナーなどがあり、優れた縄文文化をひしひしと感じることができます。
是川縄文館の個性的で美しい建物の外観も見どころです。「縄文時代の竪穴住居」や「漆の黒と赤」をイメージしたデザインとなっており、建物の中心には、アトリウム空間(吹き抜け)を配置し、館内全体を見渡すことができるよう設計されています。また、喫茶コーナーや、ミュージアムショップ、図書閲覧コーナーなどもあるので、有意義な時間を過ごすことができます。」

合掌土偶(高さ19.8cm 幅14.2cm;縄文時代後期;国宝)(八戸市所有)
合掌土偶(高さ19.8cm 幅14.2cm;縄文時代後期;国宝)(八戸市所有)

◎東北北部では、縄文時代前・中期に板状土偶が多数出土しているが、縄文時代後期になると、立体的となったものが出現した。この合掌土偶は、ほぼ完全な形で住居跡の片隅から発掘されている。
「また、両腿の付け根及び膝と腕が割れていますが、割れた部分にはアスファルトを使った修復の跡があります。大切に使用していたものと考えられます。 土偶の顔面・体の一部などに赤色顔料が認められ、使用された当時は全体が赤く塗られていたと思われます。」(展示キャプションからの引用)
とても可愛らしい土偶。住居跡から見つかったとのことで、とても身近なものとして愛されていたのではないかと、縄文の人たちの暮らしを垣間見たような気がした。

土偶(破片)
漆塗り土器
漆塗り土器

◎展示館の最初のコーナーは、「うるしの美」と題して、是川中居遺跡出土の木胎漆器・籃胎漆器・漆塗り土器などが多数展示されていた。東北北部の縄文遺跡では多数の漆塗の土器が出土しているという。今でも非常に美しい。遺物保護のため落とされた照明の下では、さらに美しく神秘的に感じさせてくれた。出土物の中には土器以外に木製品に漆塗りされたものもある。

わずか2日間の東北縄文の旅だったが、これだけ多くの縄文遺物を観るのも初めてで、とても興味深く楽しい時間だった。世界遺産に指定された遺跡は、まだ秋田や北海道にも点在しているので、いつか、他の遺跡も巡ってみたい。



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