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歴史を変えるエースを育てた練習の鬼ー蜂須賀源という人

こんばんは、ライター修行中のAikaです。
昨日は國學院の現主将、副将の人材バランスの良さについて語らせていただきました。

↓昨日のブログ↓

そんな國學院のレジェンドといえば、誰を思い浮かべるでしょうか。
多くの人が寺田夏生選手(現:皇學館大学陸上部監督)や土方英和選手(現:旭化成)、浦野雄平選手(現:富士通)などを挙げるでしょう。

実はその間にもう1人、忘れてはならないレジェンドがいます。
元主将を務めたエースの1人、蜂須賀源選手(現:コニカミノルタ)です。

蜂須賀源選手は第90回、91回、93回の箱根駅伝でそれぞれ出走しており、8区→1区→2区と多くの区間を走りました。

土方選手が大尊敬する先輩で、インタビューでもその凄さが語られています。

「蜂須賀さんから『ほかの人は長い距離を走るとケガしたりするけど、土方はケガしないからいろんなところに連れていける』って言ってもらえて、夏合宿もふたりで走りました。僕は、月間1100キロぐらいでしたが、蜂須賀さんは1200キロを超えていたと思います。さすがに前田(康弘)監督からは『蜂須賀と全部一緒に(練習を)するな。ケガしちゃうから』って言われました」

出典:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/rikujo/2022/06/22/post_14/

土方選手は出雲駅伝初優勝のアンカーを務め、主将として箱根2区を走り、國學院史上初の総合3位入賞に貢献しました。

そんな國學院の歴史を変えたエースの1人であり元主将でもある土方選手を育てたのが蜂須賀源選手といっても過言ではありません。
レジェンドに育つ後輩の才能を見抜いて育てていたのかもしれませんね。

この人一倍の練習量は、どうやら日本体育大学柏高校時代からのようで、元同級生で現在はランニングYouTuberのくれいじーかろさんが、高校時代の練習量の多さと「勝てなかった相手」として蜂須賀選手のことを語っています。

性格は本人曰く、頑固で負けず嫌い
國學院でも群を抜いた練習量はその性格ゆえかもしれません。
(ちなみに現副将の平林選手はきつい練習が大好きで当時の蜂須賀選手に匹敵する練習量をこなしているとか…)

コニカミノルタのプロフィールによると、オフの過ごし方は朝活、言われて嬉しい言葉は「強くなったねー!」など、生粋の意識の高さ(褒め言葉)も現れています。
参考:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/athlete/introduction/member/hachisuka.html

蜂須賀選手はよく、フォームが綺麗といわれていますが、その様子を堪能できる動画がこちらです。

確かにバランスが良く、ブレもなくて見ていて気持ちの良いフォームですね!

蜂須賀選手はコニカミノルタでも最年長選手だそうです。
実は最近まで長く故障に苦しんでおり、なかなかレースで見ることがかないませんでしたが、最近では少しずつレースにも復帰しており、ホクレンDC深川で伊地知選手と共に10000mを走りました。

インタビューでは常に自分に厳しくも前向きな発言も欠かさないバランスの取れた答えをしているのが印象的です。

ニコニコと素敵な笑顔と、負けず嫌いで攻めた走りが得意という一面を併せ持つ蜂須賀選手ですが、第92回箱根駅伝予選会で、5年連続出場していた箱根路が途絶えた苦しい時代に主将を務めており、故障に泣かされた苦労人でもあります。
(翌年の第93回は箱根路への切符を掴み、出場)

それでも真摯に競技に向き合い続ける姿勢が後輩に伝わってきたからこそ、今の國學院があるのでしょう。
コニカミノルタ陸上部でも変わらぬ真摯さがあるからこそ、今でも最年長選手として走り続けているのだと思います。

故障から復調を見せつつある蜂須賀選手のニューイヤー駅伝出走と、コニカミノルタの活躍を願わずにはいられません。
そして、國學院には蜂須賀選手が残していったエースの姿勢を脈々と受け継いでいってほしいですね。

今日はここまで!
明日も頑張ります!

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