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【Podcast】ep.4「センチメンタルな秋の夜」(※12/7 テキスト追記)

毎週木曜深夜更新、Spotify Podcast(Music+Talk) “midnight reflection”
エピソード4を更新しました。

今夜はセンチメンタルな秋の夜更けに、温かく寄り添ってくれそうな曲とどっぷり感傷に浸れそうな曲をピックアップしました🍂


今回選曲するにあたって、ジャズピアニストのオスカー・ピーターソンがめちゃくちゃ素敵なジャズボーカリストでもあったことを初めて知って驚きました!💦

ハマりそうです。。


🗒️テキスト版(12/7更新)
◆midnight reflection ep.4 (2023.11.23 UP)


こんばんは。
木曜深夜、いかがお過ごしでしょうか。
おやすみ前のひととき、心おだやかに眠りにつけるような優しく美しい音楽を私目線で選曲し、お届けいたしますmidnight reflection。
ナビゲーターは私、Chieがお送りいたします。

改めまして、こんばんは。Chieです。

今日は勤労感謝の日でした。
アメリカにいた大学時代、Thanksgiving Holidayは1週間ほど学校がお休みになって、学生も先生方も実家に帰ってしまう人が多かったので、学校の周辺は寂しいくらい静かでした。
私の場合は、寮生活だった1年生の時だけは、そのお休み期間中に寮から出されてしまって、行き場が無かったので、友達と旅行に行きましたが、それ以外の年は大学の先生のお宅のハウスシッター…というか、飼われている犬や猫たちのお世話がメインなんですけど、数日住み込みで先生のお宅のお留守番をしながら、昼間は学校の練習室へピアノを練習しに行ったりして過ごしていました。休みの間は校舎にもほぼ人が居ないので本当に静かで、ものすごくのびのびと練習に励むことができました。

ハウスシッターは最初にボーカルの先生のお宅を頼まれたのですが、その後はサンクスギビングだけでなく、冬休み中なども含めて、自分のピアノの先生やパーカッションの先生のお宅もやらせてもらったことがありました。たぶんプライベートでそんな風に、しかも自分の専攻してる楽器以外の先生方と関わらせてもらったのは、学部内でも私くらいだったと思うので、面白い経験だったなと思っています。

アメリカではサンクス・ギビング・デーは、ターキーをおなかいっぱい食べて、デザートにパンプキンパイを食べて、アメリカンフットボールを観ながらダラダラして、翌朝は早朝からクリスマスショッピング…みたいのが定番、といった感じだったので、なんとなく私の中でも今だに勤労感謝の日が終わってからがクリスマス…、という感覚です。
なので今日まではギリギリ「秋」ということで、今夜は秋にちなんだ曲をお送りしたいと思っています。

♪曲①「Autumn In New York」

お届けした曲は
オスカー・ピーターソン・トリオで「Autumn In New York」でした。

この曲を選んだ時、私はジャズピアニストとしてのオスカー・ピーターソンしか知らなかったので、ボーカルは誰なんだろう?とクレジットを何度も確認してしまいました。なんとこのナット・キング・コールにも似た温かく素敵なボーカルもオスカー・ピーターソンだったと知って、とてもびっくりしました。
この曲以外にもこのロマンティックな歌声を聴かせてくれる曲がまだ多くありそうなので、チェックしてみようと思います。これからの寒い季節にぴったりではないでしょうか。

♪曲②「In A Sentimental Mood」

エラ・フィッツジェラルドの「In A Sentimental Mood」をお聴きいただきました。

ジャズ・スタンダードとしてよく知られている曲ですが、もともとは1935年にデューク・エリントンによって書かれたジャズのインストゥルメンタルの楽曲です。エリントンの母を悼む曲として書かれたものだそうで、歌詞は後から付けられました。
歌詞を読む限りでは熱い幸せなラブソングのようにも感じるのですが、ただ「センチメンタルムード」という言葉から推測するに、過去の幸せな頃を思い返しているのか、もしくは叶わぬ思いを幸せな歌詞に投影しているのか…などと想像すると、とてつもなく切ない気持ちになりますね。


切ない音楽といえば、私は学生時代にブラームスのチェロソナタ1番のピアノを弾かせてもらって以来、ブラームスの室内楽をこよなく愛しているのですが、特に寒くなってくると身に沁みて良いなぁと思います。
ということで、本日は最後にブラームスの曲をお届けしようと思います。

バイオリン:イツァーク・パールマン、
ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージで
ヨハネス・ブラームス バイオリンソナタ3番 第2楽章

♪曲③ Brahms Violin Sonata 3番 第2楽章

先日11月16日にチェロ奏者の玉川克(たまがわまさる)さん率いる昴21弦楽四重奏団がピアニストの高木竜馬さんを迎えてブラームスのピアノ五重奏を演奏すると知って、宇都宮まで聞きに行ってきたばかりなのですが、室内楽に関しては特に、聴きたい時に、聴きたい曲を聴けるタイミングがなかなか難しいので、思い切って行ってきて良かったです。

ブラームスの激しい曲は泣きのメロディーを擁するハードロックみたいだなぁ…と常日頃から思っていて、演奏者もかなり体力を使いそうなのですが、この日も熱い演奏でほんとにかっこよかったです。


はい、今晩のmidnight reflection、いかがでしたでしょうか。
今宵も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
それではこの辺でそろそろおやすみの準備に入っていきたいと思います。
皆様とはまた来週。お相手は私Chieでした。素敵な夜をお過ごしください。

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