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気づかないフリしてた心と身体とすごす時間



大好きなソファでこてんと横になって、どのくらいたっただろう。テーブルのうえには、まだ朝食の後のまま。


お皿を洗って片付けるのすら、おっくうだった。キリキリとするお腹のあたりをさすりながら、そっと目をつむる。ちいさいのに確実に鼓動にあわせてなみうつ痛みに、くちびるをかみしめる。


ちいさなころから、苦手なものは、やっぱり苦手みたいだ。いとも簡単にくるわせる。カラダが嫌だと苦しくなって。ココロを涙でいっぱいにする。


いまも。


ソファで身体をくの字にまげて、まるまる。しんどい、つらい。身体の叫びこえは、心の叫びこえになって、どんどん頭のなかをかけめぐる。

ひとりでいたくないくらい寂しいはずなのに、誰かがいたら心配をかけまいと無理に笑顔をつくって我慢してしまいそうな気もする。


しんどいよ。
ひとりのときにだって、口にしていい。


つらいよ。
言ったってむなしいなんて、言わない。


おしこめてしまうくらいなら、息をはくようにだしてしまえたら、どんなにいいだろうか。



いつもアクセスしている、お休みエンドロールのサイト。オーナメントと選んでメッセージをうけとるのに、いつまでもオーナメントがえらべなかった。


今日はどんな言葉であっても、心が苦しくなってしまいそうで。そんなことはないのにと思いながらも、傷つくことをおそれてしまった。


オーナメントがふりそそいでいく中、ぱっと画面がきりかわって、ひかった。

しんどいときには、たくさん弱くなれ。

そう表示された画面をみて、わたしはやっと、自分がつらかったんだとわかった。
苦手なものは、苦手だった。
怖かったし、嫌でたまらなかった。


もういい歳なんだし。我慢しないと。
そうして、ずっと耐えてしまいそうだったのに。ふしぎとうわっと感情があふれた。



弱音や嫌な感情は、はきだしてしまったらいい。そう言われているけれど。
そのまえに、自分がいだいたものがどんなものなのか、まっすぐ受けとめる。
おしだすのは、そのあとだ。


受けとめるなんて、文字にしたら簡単だけど。
つらいことを、つらいと。
悲しいことを、悲しいと。
そのまま、受けとめるには、覚悟が必要でもある。感情はみだれるし、ときには、身体の調子まで影響するから。


それでも、耐えて耐えて。
受けとめないといけないものが、受けとれきれないまで大きくなってしまうまえに。
気づいて、受けとめることができたら。
吐きだすこともできるから。

たくさん弱くなる。行きつく先は、分からないけど、たまには、ソファに身を預けて、時間の流れをすごそう。

お気に入りのソファから起きあがって。窓からの夕焼けがとってもきれいで。痛かったところがすっかりよくなっていて、ココロがとってもゆるんでいることにきづくのは、ながいお昼寝から覚めたとき。


受けとめたあとの自分が、すこしずつ元気をとりもどしていく夜を過ごせることになるまで、あと数時間。


いつも読んでくださり、ありがとうございます♡