新しい環境、新しい人との、はじめましてのあいさつ。はじめましては、一回だけかもしれないけど。その一言から、日々のあいさつが続いていく。

いつもの環境、いつもの人たちに馴染んでいくように、いつもを交わすあいさつになっていく。

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あいさつは、響かせることを心がけている。心に届けって、空間に響かせる。

決して、あいさつが得意ではない。すごく緊張する。自分から、たくさんの人たちに向けて、言葉を発するのだもの。スピーチを連想させるのだもの。

あいさつへの気持ちが変わったのは、英語の「Good morning.」に隠された意味をしったから。

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おはようって意味としてつかっている「Good morning.」という言葉。今までそういうものとして違和感なくつかっていたけれど。そのまま訳すと、いい朝。

でもね、ほんとうは。「Good morning.」の前には、隠れている単語がある。その単語をいれると、こんな意味になる。

I wish you a good morning.
あなたにいい朝が訪れますように。

このことを知ったとき、すごくすごくぐっとくるものがあった。相手を想うきもちが隠れているなんて！この日から、あいさつに込める気持ちがぐんとかわった。

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相手を想うきもちをこめられるって知ってから、あいさつの言葉が好きになった。

常識とか、当たり前とか。そういうことよりも、その人と交わすはじめの言葉なんだなって、意識しはじめた。

意識しはじめたら、伝える人や場所によっても、あいさつが変わることに気づいた。

フロアにはいったとき、となりの人に声かけるとき、仲良しさんとのおしゃべりのきっかけに。
声のトーンも大きさも。それにともなう表情や仕草も。

はじめまして。おはよう。
こんにちは。おやすみ。

そんないつも交わすあいさつに、どんな意味をこめていこうかなって、楽しくもある。

恥ずかしさもないわけではない。想いをこめすぎて、思ってた以上に声が出なかったり、ふるえてしまうこともある。

うまくいかなくても、凹まなくていい。だって、あいさつからも続く言葉は、たくさんあるのだもの。

届いてほしい人には、届いてくれる。ゆっくりと時間がかかったとしても。

なによりも、願いをこめたあいさつが響くような場所って、とってもいいことありそう。

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明日は、初心にもどってみよう。
ながい時間一緒にいるのだもの。

今日一日、よろしくお願いしますって気持ちをこめて。いつもありがとうって気持ちもこめて。
さいごに、今日もいい一日でありますようにって願いを声にのせて、響かせて。