胃袋をつかむと異性のココロをつかめるらしい。
どちらかといえば、
つかむよりもつかまれたい。笑
そのくらい、食べることが好きだ。

だからこう思うのかもしれない。
胃袋から支えてもらってる。

＊＊＊

タターンっとキーボードを打っていた数時間前。
そのキーボードをたたく音に込められたのは、自分ばっかり頑張っている！！という、イラ立ちだった。

机のよこにつまれた資料。
追いこまれた予定の中にあるギリギリの締めきり日。
時間を確認するたびに、どうしても眉間にシワがよってしまう。

今はというと、穏やかにパチパチタンとキーボードを打っている。
わたしばっかり頑張ってるの？？
いやいや、みんな頑張ってるという想いだった。

そんなちょっと丸い想いを取りもどしてくれるきっかけ。お腹を満たしてくれる美味しいものが断トツだ。

その事をを知っているからか、美味しいものを持ってきたり買ったりするけれど。
誰かからのふいの贈りものは、驚きも加わって嬉しいものだと思う。

冷静さを取りもどせば、見えている世界が変わる。いや、優しさに触れたからこそ、優しい見方ができる。

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言葉にしなくても伝わることもあるけど、
言葉にしないと伝わらないこともある。
言葉でなくても伝えられる手段のひとつが、
ちいさな差しいれだったりする。

お腹を満たすことで
メッセージを受け取ることの方が多いから。

言葉ではないから本来のメッセージは分からない。けど、そのメッセージって何だろうって考えるとどんどん優しさがあふれる。

頑張ろうね。
いつもありがとう。
お疲れさま。
もうひと踏ん張りだ！

自分でいっぱいいっぱいの時。
自分のことしか見えてない時。
誰かが自分のためを思ってくれている人がいる。
それだけでぎゅっと狭くなった視界をぱっと開く。

そして、思うんだ。今までだってたくさん支えてもらってたことを。
そう思えたらもう大丈夫だと思えるんだ。

やっぱり胃袋はつかむよりつかまれる方がいい。
つかまれた方がたくさんありがとうを伝えられる。たくさんの優しさに気づける。
あなたのような人になりたいって思えるから。