見出し画像

オンライン日本語レッスン📚

 今回初めてボランティアとして生活者の日本語教育を始めた。私はこれまで留学生と就労準備コースの日本語教育経験しかないので、今回のような生活者に日本語を教えるのは初めて。研修やセミナーでは勉強したことがあるが、やはり実践は違う!そして今回はオンライン。勤務校でもオンラインはしていたが、媒体も違うし、久々だし、まずはその操作ができるかどうか不安だった。ホストとして呼び出すのもの初めてで、何とか画面共有まで行い、やり取りすることができた。今回、気づいたことはこんな感じ。

・対面教育との違い(画面共有をすると相手の顔が見えない!これは私の操作が悪いのか?わかっているのかいないのか、今、どこを見ているのか。何につまづいているのかなど、細かなところが読み取れない。)

・「生活者」といってもその状況は様々。(まったく家を出る必要がない方、日本人の知り合いが多い方、子供の教育上の付き合いだけの方、読み書きはいらない方、〇〇だけ勉強したいと言う方・・・・などなど。これは本人と話してみて、本当のニーズを聞き取る必要がある。「生活者」としてひとくくりにすることはできない。グループや教室レッスンでは難しいが、今回のようなプライベートであれば、1人しかいないのでできる限りその人の要望に沿った授業を組み立てることができるのでは?)

・文字の定着の難しさ。(留学生もビジネスマンも同じだが、なかなか難しい。こればかりは本人に何としても覚えてもらうしかない・・・。文字学習が必ずしも必要ではない場合も多いが、少なくとも、日本語を勉強する・授業を受けるという場面ではマスターしておく必要があると思う。)

・丁寧形、普通形の違いをどう教えるか。(生活者の方々はサバイバルで日本語を使ってきた方々が多い。話しやすい「友達言葉」のようなやり取りで覚えている人も多い。が、日本語学校のようなところでは一応、丁寧な形から始まる。これがいいとは言わないが、やはり、丁寧に話すほうが無難ではないか。「片言でも、友達言葉でも通じればいい!」という人もいるかもしれない・・・・し、そうかもしれない。でもどうしても丁寧度などが気になる私はうるさい?)

・通訳がいないとつらい・・・。(初回は通訳の先生がいてくださったから伝わったかもしれないが、通常授業では無理なので、何とか伝わるようにしなければ!と思っているが、時々不安だった。私がそう思うんだから学習者の方ももちろん不安だろう。だけど最初より徐々に声を大きく出してくれるようになって何より!よかった。)

 そんなことをいろいろ考えながら1回目の授業が終わったのでした♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?