見出し画像

難民日本語教育について

 お久しぶりです!今日は難民の日本語教育について書こうかぁ~💛

 私は今文化庁のプログラムである『難民のための日本語教育初任教師養成 オンライン研修講座』を受講している。7月7日から始まり、11月6日まで全22回の講座である。主催しているのは公益社団法人国際日本語普及協会AJALTである。コロナのため全講義がZOOMを通じたオンラインで行われている。そのため全国各地から参加者がおり、定員をこえてのスタートとなったようだ。コロナでいいことなどないと思うが、このように研修や研究会にZOOMなどの手段で参加できるようになったことは、本当に素晴らしいことだと思う。コロナ唯一のいいところ。。。日本語教育関係の研修などに参加したくてもほとんどが首都圏開催が多く、地方都市に住んでいるとなかなかチャンスがないものが多かった。しかし、オンライン受講ができるようになってから、様々な研究会などに気軽に家から参加できるようになった。今回のこの研修も家から受けることができる。私は今、東京に住んでいるが、家から参加できるというのは本当に気軽にできていい・・・と思う。

 内容としては、前半の理解編、後半の実践編にわかれており、前半には難民政策や難民教育の概観により、難民問題について広く理解するようになっている。後半は難民への日本語教育を担当してきた講師の方による日本語教室の内容や、実践報告などの講義が行われるそうだ。私は特に後半の講義がとても楽しみ!実際の難民の日本語教室でどんな授業をしているのか、学習者の反応や様子が知りたい!

 私は以前から難民の日本語教育に関心があった。これまで10年以上私がかかわってきたのは留学生の日本語教育だったが、その間に就労者・生活者の日本語教室でも教える機会があった。そこで、日本語教育の分野には留学生だけでなく、こんなに多様な学習者がいるんだ!ということを改めて知った。それ以降、将来的には留学生だけでなく、生活者全般の日本語教育に関わりたいと思うようになった。その中でも、国を追われ、自分の国を持たない状態で暮らさなければならない難民の方々が日本にもいるということを知り、自分に何かできることはないかと考えるようになったことから、難民日本語教育に携わりたいと思うようになった。

 それに・・・・これからの日本語教師はやはりただ「日本語が教えられる」というだけではダメだと思う。何か自分だけの『専門分野』、「この分野ではだれにも負けない!」というものが必要だと思うようになった。私にはそれがない、と気づいた・・・・・。そして「留学生教育」はもういい・・・と思っていることもある・・・・。

 私は自分の専門分野が欲しい。難民日本語教育、看護・介護、刑務所内日本語教育、子供の日本語教育、就労者、残留孤児日本語教育・・・・・・たくさんある分野、全部見てみたい!おもしろそう!自分に一番向いているのは何か、どこで私が一番必要とされるのか・・・これからも考えていきたい。まずは今回の難民日本語教育セミナーをちゃんと修了できるように頑張る!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?