見出し画像

ボランティアとプロ

 ウクライナからの避難民の方々が日本に入ってきている。400人を超えたそう。日本にしては画期的というか、すごいことだと思う。難民受け入れ数がとても低い日本。今回は「避難民」ということで従来の定義とは違うとのことだが、それにしてもすごいと思う。国にならって各自治体、企業、学校などもどんどん支援を申し出ている。日本もまだまだ捨てたもんじゃない!と思った。

 そんな中、ニュースにて。30代のお母さんと小さな子供2人。地方都市に避難。そこのボランティア教室で日本語の勉強を始めたとのこと。教えるボランティア先生、80代。

 ・・・・・・・・・・・・すばらしい。すばらしいよ。ボランティア。どんな年代になったとしても社会に貢献する。年齢なんて関係ない。すばらしい。

 でも・・・・・・・本当に考えてほしい。日本語教育をボランティア任せにすることを。子供の日本語教育はその専門の日本語教師が担うべき。私も子供の日本語教育はやったことがない。だからその分野の先生にお任せしたい。プロでもそう思うのだ。プロだからこそ自分の分野外には手を出さない。適当なことはできないから。子供はボランティアも大事だか、きちんと公教育につなげるべき。もし戦争が長期に渡り、すぐ帰国できない場合。(今のウクライナの状況を見ているとすぐ戻るのは絶望的な気がしている)そんな場合には子供や学生はきちんと日本の教育を受ける必要がある。そしてその親。長期的に援助しつづける限界と本人の意思の問題もある。日本で生きていける日本語力、稼ぐ力をつけてあげなければならないのでは?

 どうかプロの日本語教育に、公教育につながりますように・・・と思わずにはいられない。

 あ、ボランティアを否定しているわけではありませんので。あしからず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?