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元旅行者の視点から(0)

長い間旅行したことによって、確かに視野は広がりました。

で、広がった視野で何をするのかと言うと、何もしていません。

ただ、普通に、生活しています。

広がった視野を生かしているとは、言い難い。

長い旅行から一時帰国していた時、実家のある京都の本屋で立ち読みした、やはり元バックパッカーの書いた旅行記に書かれていたのは、

長い旅を終えて日本に帰ったら、その日々はつらいものなる。

広がり過ぎた視野が、目の前の現実との折り合いをつけられない。

それで自ら命を絶った知り合いもその著者には居る、ということでした。

視野が広がって日常とのバランスが取れない、そのことは、よく理解できます。

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僕自身、大きく分けて、1年半と2年半の旅行をしたのですが、その間のお金を稼ぐための一時帰国期間を含めると計6年間のいわゆる放浪の期間を経た後、その後は一応社会の一員として生きて行こうという方向で前に進もうとした時、やはり自分の中の、旅したことによってやたら広がった世界観と、日常の現実とのギャップを感じました。

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世の中のほとんどの人は、自分の職場やその周りの利害関係の中に自分の関心の全てがあるのではないでしょうか。その外への好奇心ももちろんあるけれど、自分の周囲の事への対処に忙し過ぎて、そこを見る余裕は持てない、というのが実情だと思います。

なので、元バックパッカーと言うか、元旅行者と言うか、そういう人間の一人の僕としては、いわゆる普通の人達(厳密には、これぞ普通の人、という人は、どんな人だろう、とも思いますが)とは、世の中の事象にせよ、ニュースにせよ、見方が異なっていることは間違いなく、あるいは、そうした独自の見方から、未来を生きる処方箋のようなものが隠れているのではないか、と期待もしつつ、

例えば、環境問題であるとか、教育問題とか、国際関係、子育て、引きこもりの問題、いじめの問題、昨今の感染症への対応問題、など、様々な事柄について、これから、元旅行者独自の視点から、書いてみたいと思っています。

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https://www.instagram.com/so6.travel90s/


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