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物を所有することで失うもの(2)~車を持たない17年間どうしていたか

 17年間、車を持たない生活をしていた間は、ごくたまに、必要な時だけ、レンタカーを借りていました。

 田舎への移住を考えていた頃に家の下見へ行った時や、家族旅行の沖縄や奄美大島で。レンタカーを借りた回数は、平均すると年に1回よりも下回っていました。

 レンタカーは返却時間が決まっていて、それを考えるとあまり好きなようにどこへでも、という気にはなりません。
 ホームセンターで買い物した物を運ぶ時、軽トラを借りれるので何度か利用しましたが、あれは保険が掛かっておらず、事故を起こしたらえらいことになるらしいですね。
 カーリースというものもあり、月1万円、とかよく謳っていますが、年数が決まっていて、途中で解約すると先の年数分払わなくてはいけないとか。つまり、買うのとほぼ変わらないらしく、、、。

 結局、買うことになりました。

 買うことになった一番大きな理由は、コロナの世の中で、私の住んでいる県では、感染が疑わしい状態で病院へ行くのにタクシーやレンタカーを使いにくい、ということで、それでも、その時はその時、と、なかなか買わなかったのですが、今年1月、娘が微熱を出した時、自転車で病院へ行かなくてはならなかったことで、買うことにしました。
 歩いて行ける距離のクリニックで検査できたんですが、妻の勤め先の病院でいち早く検査の手配ができたので、歩いては行けないそこへ行くことになり。

 感染疑いでも利用できるタクシーなどがある地域もあり、そういう会社なり制度があったり、あるいは、もっと気軽に借りられるカーリースやレンタカーなどがあれば、買うことはなかったように思います。

 ただ、あれば便利で、家族の送迎が一番の役割で、今まで気軽には行けなかった幹線道路沿いの店などにもさっと行けるし、通勤には、道が混むので自転車と時間は変わらないので変則時間帯の勤務のみに使っています。

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