夢はすでに叶ってるかもしれない


先日実家に久しぶりに帰省しようと思いお仕事を1週間おやすみをいただいた。
世間的にはそんなに休みもらえるの!?と驚かれるだろう。友人にも言われた。
仕事に融通がきくほうなので可能なのである。

僕の親友でもあり、幼馴染のRくんは広島にいるので遊んで実家に帰ることにした。

数年ぶりという再会だが、久しぶりのようなそうじゃないようなそんな感覚だった。

Rくんは 夢を追い1人上京した僕をいつも気にかけてくれていて、よく電話をかけてきてくれる。
びっくりするくらいしょうもないことも多々あるが、それはそれは僕の心を満たしてくれるような、熱くしてくれるようなメッセージもくれるすごい人だ。

僕はよく周りの人から変だねと言われるが
彼は僕よりもすごい人だが、なかなか変だと思う。

まぁそんな彼が僕のために色々と連れ回してくれた。
ミュージシャンを目指す僕よりももしかしたら熱いハートを持ってるのかもしれない。

山道を走る車の中で綺麗なメロディのヒップホップを聴きながら

そーだいくんは好きなことをちゃんとしてるからすごい。
なかなか好きなことを続けることってむずかしいと言った。

僕は大した結果も出していない自分に負い目と恥じらいを感じていたのでびっくりした。

僕がミュージシャンを目指したきっかけは学生時代音楽の力によって魂が震えたからだ。
悲しみも楽しさも勇気も闘争心も全て引き出してくれた存在が音楽だった。
自分も誰かの悲しみに寄り添えるような。
暗闇に差し込む光のような。
勇気や闘争心が湧き立つような音楽を作り歌いたいと思ったからだ。
そして心を救える人になりたいと。

実際僕がテレビ越しに見たあの景色は見れていない。

僕のクラスは仲がいい方で
年に一回同窓会がある。
それにより幼馴染に会う機会も年に一度。
必ずではないがみんなのことが好きなので参加できるようにしている。

もしかしたら言葉には出さないが、この歳になってまだそんなことをしているのか。
現実を見ろよ。と思われてるかもしれない。

しかしRくんの言葉によって今までの考え方がガラリと変わったのに気づいた。

会社でミスをして落ち込んでるときや
惨めな思いをした時。
そんな時僕を見て欲しい。
大した才能があるわけでも、とびきり容姿が整ってるわけでもない僕がいい大人になって泥臭くやっている姿を

もしかしたら、あいつより俺の方がまだマシかと思えるかもしれない。

どう思われたとしてもその人にとって心の救いに少しでもなっているのなら僕は夢がもうすでに叶っているということになるのかもしれない。

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