見出し画像

天然のすすめと注意事項

天然キャラやフシギちゃんと呼ばれる属性って愛されるイメージが強い。実際そういったキャラクターは適度に自分として持っておくと、楽だ。


例えば、新しく何かを教えてもらうとき。アルバイトの新人として入って仕事を教えてもらうときを例に挙げて、考えてみる。

真面目な人は、バリバリ緊張が伝わってきて、のちに疲れる。それはそれで可愛かったりするものだが。

明るくてガサツな人だと、場を明るくして8割くらいの人には愛されるかもしれない。が、神経質の人とは合わないだろう。

そこで天然キャラはと言うと、ちょうど良い。何故か天然キャラは失敗しても、仕方ないよねみたいな空気で流されるし、なんか先輩が教えたくなる気質を兼ね備えてると思うのだ。



映画「勝手にふるえてろ」は、主人公がいわゆる天然属性。どちらかと言うと、「不思議ちゃん」か。

妄想に妄想を重ねては、すれ違う道行く人を知り合いのような人物に仕立て上げてしまう。好きな人との妄想にきゅんとなっては、テンションを舞い上げてはためかす。道行く人もミュージカルの登場人物のように仕立て、頭のなかで小躍りするのだ。 

天然な行動は、ぱっと見愛らしい。同じ女として、こんなふうに振る舞えたらな。自分で自分を幸せに出来る女ってかっこいいじゃん。なんて思っていた。


どんなものにも欠点はあるもので、天然は行き過ぎると、害を生む。妄想癖の害なんて考えたこともなかった。主人公は「自分で勝手にこうだろうな」で動いて、動けなくなって行く。蜘蛛の巣の上のように。たくさんの人を不幸に巻き込んで行く。

主人公は妄想から、友人や恋人を悲しませ、さらには火事まで起こす。

妄想してて、勝手にハッピーになる人なら良くないか。可愛いがってもらえるし、回りにもハッピーを分け与えられる。


でもそれだけで済まないのが天然。プラスの意味で影響もあれば、その裏にはマイナスもある。天然でいるのは、自分のキャラ付け、ブランディングとして効果的だが、つねに弊害も念頭に入れなければならないと、映画「勝手にふるえてろ」を見て思った。


なお、映画の松岡茉優ちゃんはめちゃくちゃ可愛いので、それだけでも観る価値ありです👀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?