ものすごく綺麗な翅をした虫(怪人トウフ男)

無職

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「成功者はすべからく努力しておる」は嫌いだけど「20年かければバカでも傑作小説が書ける」はなんか好き

「努力したものが成功するとは限らないが、成功者はすべきこととして努力している」 「20年かければバカでも傑作小説が書ける」 両者とも、言わずと知れたネットミームだ。 前者は元ネタがベートーベンだとか長州力だとか言われているので、それに比べると後者の知名度はイマイチかもしれない。 どちらも文意は似たようなことを言っているように聞こえる。 つまり、努力はしたほうがいい、と。 しかし不思議なことに僕は、「20年かければバカでも傑作小説が書ける」を聞くと勇気が湧いてきて、「成功

    • キプリスモルフォのイラスト(リアル調)(チョウだけに)

      • 「あなたの大切な友人にも、同じものを送れますか?」

        僕の親は転勤が多く、僕は合計三つの幼稚園に通った。幼稚園もところによって文化や風習がかなり違っていて、僕の通った幼稚園の一つ、カトリック系の園は宗教行事に力を入れていた。お祈りの時間があったり、大きなホールで神話を再現する劇をやらされたり、卒園時にこども向けの聖書が配られたりした。 「めぐまれない子供たちに服や玩具を送りましょう」 これもキリスト教の喜捨文化の一環で、毎年、園内でそんな感じのキャンペーンが行われていたらしい。「らしい」と伝聞体なのは、遠い昔の記憶すぎて僕が

        • 「実はそうじゃないかもよ?」と言われたときに僕が考えていること

          いつも思う。 「主観的な体験」と「客観的な事実」が食い違うとき、主観的な体験のほうを単なるマチガイとみなしていいのだろうか……? 錯視の絵で説明する。錯視の絵は実際には動いていないのに動いて見える。実際は同じ長さなのに違う長さに見える。でも僕の脳は確実に絵が動いてると感じているし、長さが違うと認識している。その事実は間違いではないはずだ。いや、間違いでもいいけれど、存在しないことにするのはおかしいと思う。「その絵、動いてないよね」で終わらせてしまったら、錯視アートは発見されず

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        「成功者はすべからく努力しておる」は嫌いだけど「20年かければバカでも傑作小説が書ける」はなんか好き

          「できない」と「できるのに敢えてやってない」は区別できるのかな?

          昨夜、ある人に言われた。 「お前はよく、あれができないこれができないと言うけれど、本当はできることすらもできないと決めつけているのではないか?」「お前は“やりたくない”と“できない”を混同しているのではないか?」 ……ふうむ。確かにそうだ。 僕はおそらく、脳のドーパミンの分泌が正常ではない。ドーパミンはやる気と密接に繋がっており、したがって僕のやる気はいつもカスカスだ。 僕の「やりたくない」はすぐさま「できない」に直結する。“やりたくない”と“できない”を混同している。 し

          「できない」と「できるのに敢えてやってない」は区別できるのかな?

          「はたらきたくない病」の思考実験(?)

          脳の障害で無気力になり「働きたくない」と思ってしまう人がいたとする。仮に『労働忌避障害』とでも呼ぼう。ある日、「働きたくない」を「働きたい!」に変える画期的な治療法が開発される。この治療を拒否した人は障害年金をもらえるだろうか? 一般的に考えるともらえない気がする。治療しないとどうなるかわかっていて治療を拒否したのなら、結果どうなろうとあなたの責任、あなたの選択の結果、というわけだ。しかしここで注意したいのは、障害年金がもらえなければ事実上の治療の強制になるということだ。労

          「はたらきたくない病」の思考実験(?)

          生理的な差別心について

          ※導入部が長いです。この話で僕の言いたいことはひとつだけ。『Aくん、あのときはゴメン』 僕は発達障害と診断されている。生きるのが苦しいと感じる機会がとても多い。だからだろうか? 僕のTwitterは、己の人生に対する不平不満ばかりモゴモゴ書き連ねてある。客観的に見れば、年がら年中、文句しか言ってないヤベー奴だ。 僕が不平不満を文章に書き起こすのは、思考を整理する意味があるのだけど、こう毎日のように文句ばかり書いていると被害者意識がどんどん増強していって、まるで僕が昔から悲

          【朝日新聞ポッドキャスト】 AIとジェンダー を聞いたあとの殴り書きメモ

          先日、下記リンク先記事に紹介されているポッドキャストを聴きました。 https://digital.asahi.com/articles/ASNBJ4TVYNBJUEHF003.html その感想をここに書きます。 ジェンダーレスボイスが実用化されること自体は楽しみです。男声と女声の両方を実装するよりコスパが良いなら、いつか標準搭載の声が全てジェンダーレスボイスになってもおかしくないと思いました。 ところで、スズメのメスは繁殖期になると雛のような鳴き声を発します。雛の鳴き

          【朝日新聞ポッドキャスト】 AIとジェンダー を聞いたあとの殴り書きメモ