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【意外な結末】新技術を学ばない社内SEはどうなる?

新技術を学ばない社内SEはどうなるの?

とっても気になりますよね(^^)

プログラミング副業挑戦中の そばごろう です。

twitter https://twitter.com/sobagoro1

今回は社内SE歴10年以上の私の経験を基に新技術を学ばない社内SEはどうなるかをまとめます。

結論

新技術を学ばない社内SEは以下の3つの処遇になることが多いです。

1.業務知識を買われて事業部門に異動になる

2.運用部門・ヘルプデスクに異動になる

3.古い技術が使われている会社に転職する

以下詳細を説明します。

本記事での言葉の定義

本記事でのJTC(日本の伝統的企業)

製造業で社内システムを自社開発している日本企業」をイメージして頂けると理解しやすいです。

本記事での社内SE

JTC(日本の伝統的企業)に正社員として雇用されているSE」をイメージして頂けると理解しやすいです。

本記事での旧技術

オフコン環境で使われていた言語(COBOL・Fortran等)」をイメージして頂けると理解しやすいです。

以下で新技術を学ばない社内SEの処遇がどのように決まっていくかを説明します。

新技術を学ばない社内SEへの会社の対応

多くのJTCで「脱オフコン→新技術 or パッケージへの置き換え」という方針が出されています。

その流れの中で必然的にオフコン用のスキルしかない社内SEの仕事はなくなっていきます。

会社はそういった社内SEに対して「新技術取得の教育カリキュラム」を用意します。

「新技術」はJAVA、データ分析、セキュリティなど脱オフコン後も必要とされるスキルです。

しかし、再教育の対象となる社員の多くは50代になっており1つの技術で20年以上やってきた人達なのでなかなか新しい技術を覚えることができません。

その結果、教育カリキュラムは失敗し「開発できるシステムがない社内SE」が誕生します。

新技術を学ばない社内SEへの処遇

新技術を習得できず開発できるシステムがなくなった社内SEへの処遇には以下のようなものがあります。

1.業務知識を買われて事業部門に異動になる

社内システムを担当するにはプログラムスキルだけでなく業務知識も必要です。

長年システムを担当してきた社内SEは業務知識が豊富です。

その為、事業部門に異動して業務改善などに携わることができます。

業務システムをオフコン→パッケージに置き換えた場合、ベンダーとの窓口役を担当することもあります。

2.運用部門・ヘルプデスクに異動になる

社内SEは社内で使用しているアプリケーションやパソコン周りの知識を持っています。

その為、担当システムがなくなった社内SEは開発部門から運用部門・ヘルプデスクに異動になることがあります。

ただ、運用部門・ヘルプデスクをアウトソーシングしている企業ではこういった異動は難しいでしょう。

3.古い技術が使われている会社に転職する

社内でオフコンがなくなっても、まだその技術が使われている会社に転職することができます。

新卒でCOBOLを学ぼうという人は少ないのでオフコン言語ができる人材の希少性は高まっていきます。

脱オフコンを目指す企業も多いので需要の総量は減っていきますが、現時点でCOBOLの求人は少なくありません。

ただ、私の見聞きした範囲では正社員でCOBOL転職した社内SEはいません。

感想

今回改めて気付いたのは「正社員の社内SEなら新技術を学ばなくても解雇されない」ということです。

海外は「ジョブ型雇用」なので担当業務がなくなれば解雇可能です。

日本は「メンバーシップ型雇用(終身雇用)」なので担当業務がなくなっても会社側に別の業務を担当させて雇用を維持する義務があります。

その点では日本のサラリーマンは守られていると感じました(その分、意に沿わない転勤・上がらない給与・長時間労働・パワハラが起きやすい職場環境などの問題はあります)。

もちろん「クビにならないから新技術を学ばなくていい」という訳ではありません(自戒を込めて)。

雇用が安定している内にこれからもスキルを磨いていこうと思います!

まとめ

今回は新技術を学ばない社内SEはどうなるかについてまとめました。

なにかの参考にして頂ければうれしいです(^^)

現在の私のスキルセット↓

ChatGPTを使ったプログラミング↓

勉強メモ シリーズ↓

最後まで閲覧ありがとうございましたm(__)m

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