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個人情報とSNS投稿について

1.はじめに


いつも、ありがとうございます、そばじま(@sobajimaximum)です!


今回は、「SNS投稿に関する個人情報の取り扱い」について取り上げていきます。

最近では多少は落ち着いてきたのでしょうか、それでも「インスタ映え」という言葉があるくらい、誰に会った、どこに行ったと、何かイベントごとがあれば写真を撮ってTwitterやInstagramなど、各種SNSに投稿 。

また、YouTubeやTikTokのような、動画メディアも充実しているので、それに投稿するのが楽しいという人も多いでしょう。


最新のiPhoneであるとか、いわゆるスマートフォン(=スマホ)のカメラ機能の画質は、もうそれだけで十分キレイに撮れるくらいの高い解像度、高品質になっています。

それゆえに、いくら自分自身で気をつけていても、映り込む風景はより鮮明に、背景に映る駅名、住所表示はもちろん、看板やポスター類も、文字が読めるくらいになっているかもしれません。


下に紹介する記事、リンクで取り上げている内容以外に、他で見かけたものでは、瞳に映った景色、アンテナの位置、タピオカの表面、居酒屋のメニュー、ボンネットに映った景色などから、たどられかねないということを取り上げています。


(*ニュースのリンクはすでに切れています)


自動車でも、ステアリング(=ハンドル)、メーター機器、内装といったところから、車種がわかることがあるようで、普段乗っていて、少しでも珍しいクルマでは道を走っていても目立ってしまいます。


基本的には、自分の行動した範囲や時間が特定できるような情報は載せない、投稿するにしても日にちをズラして位置情報は消す、画質も多少落としていくのが良いです。

今では、顔や指紋で認証できる場合もあるので、指でやるピースサインすら、個人情報のひとつを示していると言えるのです。

【個人情報が盗まれる】SNSの写真で気を付けるべきポイント|この差って何ですか?|TBSテレビ(2020年3月25日)

安易な写真投稿に潜むワナ|テレ東BIZ(2019.11.13)

なぜ特定される?SNSに潜むリスク|NHK(2021.6.11)


2.どう気をつけていく?


「ボクは/わたしは、自分自身の行動や考え方など、どんどん出していくタイプ」という方は、これを機に注意していきましょう。


女性の方に多いかと思いますが、パンケーキやフルーツパフェを食べる時に、写真に撮る→SNSにアップ→それで食べるということがあるかもしれません。

男性では居酒屋、ラーメン屋になるのでしょうか、食べる前にSNSにアップするのでは、居場所がわかってしまう、逆を言えば、その時点では家が留守であることも発信してしまっています。


便利さの裏側にはリスクもあるということで、良かれと思って情報のてんこ盛り、いつ、どこに、誰とみたいなことを、丁寧に発信しすぎるのも考えものということなのでしょう。

10代に人気の位置情報共有アプリ、北九州の母娘刺傷事件で悪用か?アプリの危険性を訴える意見に若者は「老害」とSNS上で紛糾|MONEY VOICE(2022.8.16)

SNSの投稿写真から個人情報はどう特定される?|ラジオライフ.com


こちらの記事では、卒業証書、名札、チケット発券したコンビニ、駅名、ランニングコース、こういったもの全てが、個人を特定する手がかりとなることを取り上げています。

確かに、商品番号のように並んだ数字やアルファベットは、こちらにとってはほとんど意味をなさないものですが、ある種の管理番号では、わかる人にとってはいろいろとわかってしまうことがあるのだと知っておくべきでしょう。


これは、近所のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングモールのフードコートなど、周りに人がいるようなところでの会話もそうですし、電話も同じようなことが言えます。

余談ですが、外に出かけている時に、やたら独り言を言う人だな、しかも声が大きいと思ったら、イヤホンで通話している場合があります。

この場合、ポーズでも良いので耳に手を当てて、周りから「あ、あれは電話をしているのか」と思ってもらえるようにする配慮も必要かと思います。


それはさておき、直接会ってでも、電話越しでも会話に夢中になっていると、たとえば、「今日は、午後からIKEAでテーブルを見る予定で・・・」みたいに、意外と、大きな声で話しがち。

聞かないけれど、聞こえてしまうこともあって、工事の見積もりとか、今晩のごはんの献立とか、待ち合わせの時間や場所など、具体的な内容が聞こえてくることもなきにしもあらず。


もっと具体的なところでは、ある日、私が買い物をしていて見て回っている時に、店内で電話をしている人がいて、内容もそうですが、何かの申し込みで、電話番号や住所を伝えている場合がありました。

「はい、そうです。○○の件で電話した誰それです。はい、こちらの連絡先は、住所はこれこれ、電話番号は・・・、何曜日の何時以降なら家にいます」みたいなことです。

これが、逆を言えば、それ以外の曜日、時間帯では不在=家を留守にしている可能性が高いということ。

電話を受けた業者/サービス提供者にしても、愛想よく「はい、○月○日に点検/お届けでうかがう件ですね。お客さまのお名前は誰それ、何時以降にうかがいます。はい!よろしくお願いいたします!」みたいに返していることがあります。


こちらは、電話をしている気配を感じながらも、できるだけ中身は聞かないようにして、覚えようともしないけれど、他の人はどうなのか、どこで誰が見たり聞いたりしているかわからないものです。

特に、電話だと周りに人もいるのを忘れて、つい声も大きくなるものだから、それは気をつけるに越したことはありません。


他の可能性としては、駅前とかバスのロータリーあたりで、「じゃ、次の土曜日、有楽町のマルイ前に集合ね。同じクラスの○○ちゃんにも伝えておく!」みたいに、女性の、友だち同士の会話もあるかもしれません。

自分たちは楽しいから良いかもしれないけれど、こういう情報の断片をつなぎ合わせていくと、住んでいるエリアや行動している範囲が、実際のところ、少しずつ浮かび上がってきてしまうものです。


これがSNSの使い方でもそうで、公開設定のままで、親しい友だちとLINEやメールをしているノリで、どこへ行った、誰と会った、何をしたとやってしまうのは、とても危ういわけです。


また、歩きながらスマートフォン(=スマホ)を見ている人も多く、電車の中、エレベーターの中、エスカレーターのすれ違い、レジで並んでいる時など、わざわざ覗き込みまではしませんが、あれはLINEのトーク画面だとか、インターネット検索のためgoogle開いているのかと、うっかり丸見え状態のこともあります。

以前のスマートフォン(=スマホ)では、角度によっては見えにくくなるフィルター設定ができたり、自分で見えにくくなる保護フィルムを貼ったりもしましたが、最近はあまり見聞きしないところ、少し無防備になっているかもしれません。


ちょっとしたものからわかってしまうということでは、東京では、ガードパイプのデザインが区ごとに異なっているようです。


東京23区のガードパイプ 区ごとに異なるデザインを調査!|GAZOO(2021.01.30)


先ほど取り上げた北九州の事件で悪用されたもので、元々はカップル向けにリリースされた、GPS機能を使ったZenly(ゼンリー)というアプリがあります。

登録したもの同士、自分の居場所、移動がわかってしまう機能がメインで、上手に使えば、# FR2(エフアールツー)の移動販売のようなビジネスに取り入れることができます。

これも、アプリ云々の問題もあるかもしれないけれど、どう使っていくのかという知識や良識の問題でもあるのでしょう。


# FR2の新しい販売業態として移動型販売店舗、「# FR2DOKO?」が始動!|#  FR2 TOKYO(2021.02.09)


3.承認欲求の裏に潜むもの


最近では、指紋認証、目の虹彩による生体認証もできるようになって、精度も上がってきているので、これこそ自分のカラダと切り離せない個人情報があります。


これをSNSの投稿とからめて考えると、自己紹介とか、会った人、行った場所、具体的に出すほどに、自分のことを知ってもらえると思う傾向があるように思います。

もちろん、「起きたので、今日は出かけた」くらいの、抽象的すぎて何をどうしたのかの内容がボヤけているのもどうかと思うので、いくらか注意はするものの、ある程度は明らかにする必要はあります。



たとえば、何でもかんでもアップする人がいたとして、「エステの申し込みをしました!」、「今日は、ふたりで市役所へ婚姻届を出してきます!」、「ついに新しい会社の登記ができました!」というように画像付きの投稿するとします。

その画像の片隅に申込書の類が映っていて、うっかり(これまた、うっかり!)モザイクもかけることなく載せていては、なかなか危ういというものです。

上の画像はもちろんイメージ画像ですが、こちらが知ろうとも思わずに、目に飛び込んで来てしまい、わかってしまうというのも、ある意味では戸惑ってしまうものです。


SNSの投稿に限らず、もっと多くの反応が欲しい、もっといいね!が欲しい、もっと褒めてほしいなど、自分自身の「承認欲求」を満たそうとするあまり、何でもかんでも出していく人が多いのかもしれません。

そのためには、より明け透けに・・・みたいな発想なんでしょうか、大胆な水着アイドルが、どんどん布面積の小さい水着を選んで、より過激なポーズで注目を集めようとすることに似ている気がします。

こういう、とめどない「承認欲求」に関しては、宿痾(しゅくあ)みたいなところもあるので、どこかのタイミングで向き合っておくべき事柄のように思います。


もう少しわかりやすく言えば、お金、時間、モテについて、自分はどれくらいの水準であれば満たされるのか、また、その水準を維持するにはどうしたら良いかを考え、身の程をわきまえておくと良いのでしょう。

特に良からぬ方で多く注目されすぎて、生きる世間を狭くしては、かえって生活しにくくなってしまいます。

「足るを知る」といった具合に、欲を言えば今のままでは少し物足りないくらい、人付き合いも少し寂しさを覚えるくらいが、実際のところ、ちょうど良いバランスなのかもしれません。


4.他に気をつけること


個人情報について、他には"何とかペイ"のようなスマホアプリのバーコードやQRコードをそのままアップし、知らない間にポイントが使われていたということがありました。

また、コンビニやスーパーで、その画面を表示してで並んでいるうち、うっかり後ろに画面を向けるようにしていたため、後ろの人に写真を撮られていた(そして、無断で使われた)ということもあるようです。


機能や設定として、表示して30分以内といった制限もあるですが、バーコード、QRコード、何かしらまとまった数字やアルファベットの羅列、こういうところにも何らかのデータを含んでいます。

あと、これはどこまで深刻なのかわかりませんが、Amazonのトップページのスクリーンショットを載せている人もいましたが、サインイン(ログイン)中のため、うっかり本名まで表示されている人もいました。


在宅勤務、テレワーク、人によってはカフェやファミレス、フードコートでパソコンを開いて作業ということもあるかもしれません。

電車に乗っていても、車内やホームのベンチでパソコンを開いている人を見かけることもあり、それが急ぎの用なのかもしれないけれど、プレゼンテーション用資料や見積書/請求書など、情報漏洩の観点から見ると「いかがなものか」的なことは多いものです。

フリーWi-Fiも便利ではありますが、セキュリティの度合いとしては甘めのようで、こういうものも、データのやり取りをしている途中に入り込めることもあるでしょうし、上手に入り込んでいる人もいるのでしょう。


電波の飛び交っている現代において、過剰に気をつけては何もできなくなってしまいますが、それなりに自分の身は自分で守る意識を持っておくことも、同時に大切なことであるように思います。


最初の、スマートフォン(=スマホ)のカメラに話に立ち返ると、ピントは異なるものに合っていても、今の、スマホの解像度、画像の細密さはスゴいものがあり、小さい文字や遠くにある文字でも、拡大してどうにか読めてしまいます。

リアルの場面で、通りすがりの人の後を尾けることはそうそうないと思いますが(つまり、尾行)、SNSでは気になったらしばらくの期間、定点観測することができて、過去のツイートや少ない情報でもつなぎ合わせることで、わかることも増えていきます。

日々の生活においては、家と職場の往復のように、行動パターンはそう大きく変わらないので、そこの範囲に入っている投稿は控えると良いかもしれません。


たとえば、「最寄り駅」とは言うものの、具体的な駅名は言わないとか、目印になるものは何があって徒歩何分、家からどれくらいの距離みたいなことも言わないようにする。

電車の遅延、急な雨や落雷も、ある程度エリアを絞ることができてしまうので、北は北海道、南は沖縄まで、だいたいのエリアはわかってしまいます。

しかし、たとえ関東地方のどこかに住んでいるとしても、東京に行きやすい距離なのかな、隣接する県なのかどうかというくらいに、ほんのり留めておくのが良いでしょう。


ならばと思って、いっそのこと何も映らないようにと思いつつ、自然に囲まれた場所だったら良いと考えるかと思います。

しかし、そこでしか生息しない花や植物、そこにしかいない鳥や動物が映っているかもしれません。

何かを映している時点で、何か時間や場所(もちろん、それ以外も)がわかり得るものも映っていると思うくらいの、用心した注意深さが必要ということなのでしょう。


4.おわりに


普段の生活における身の回りの振る舞いと同じように、TwitterやInstagramのようなSNS各種も、良いように使って拡散もするようであれば、良いことが返ってくることも多いことでしょう。

飲食店の告知、自分の商品やサービスの宣伝、イベント開催のお知らせなどをするとか、同じ仕事や趣味を持った者同士、情報交換したり、応援し合ったりすることもできます。



しかし、基本的な傾向として、SNSのアルゴリズム的には反応の多いものを、"多くの人の注目を集めている=すなわち良いもの"と評価するので、逆に炎上案件はより炎上してしまうもの。


良からぬ方向に加速してしまうと、そういうことが何倍にもなって返ってくるという、ある意味では「諸刃の刃」というものです。

便利ではあるけれど凶器にもなり得る、言葉の使い方と同様、身近なところでは、ハサミや包丁の使い方に似ているものがあるのでしょう。


上昇気流で、評価や人気が上に登るような、そういう勢いがあるうちは、良いのかもしれませんが、坂道を転がっている、その行き着く先は崖(!)のようなことでは、辛いものがあります。

先ほど取り上げた「ボクは/わたしは、自分自身の行動や考え方など、どんどん出していくタイプ」の人に、気をつけましょうといっても、場合によっては、そのアドバイスを聞き入れてもらえないかもしれない。


こちらもいろいろ判明したところで、何もしないけれど、意外なところからわかってしまうものだなという、危機意識は持っていただきたく思います。

ささやかな提案ながら、年末年始、この機会を活かして、友人・知人、家族、恋人、同僚、クラスメートと語り合う、話題のひとつとしてみてはいかがでしょうか?

私自身、今回の内容を時々はおさらいをして、SNS各種を上手に活用していくし、同時に、個人情報に関わるところでは十分に気をつけていきたい。



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