「精神病院なんていらない!」
「精神病院なんていらない!」というイタリアの実話をもとに創られた映画を観た。主人公のフランコ・バザーリアは大学で教授をしていたが、精神病院の院長の仕事に任命される。その病院トリエステの建物内は白で覆われていて、患者はボロボロになった服を身に纏っていた。「暴れるから危ない」という理由で患者を檻に閉じ込めたり、自殺を図ろうとする者の足と手を15年間縛り続けていた。精神病院の現状、患者への扱いを目の当たりにしたバザーリアは、この現状を変えようと、イタリア全土の精神病院を解体するため