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お菓子の役割ってなんだろう?

久し振りにシフォンケーキを焼きました。

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生きてたら。

色々あるじゃないですか。

飛び跳ねるくらい嬉しい事もあるし

予定は未定か。。。と

ドン!と突きつけられ。

計画が台無しになってしまう事もある。

どれだけ目の前に向けて誠実に生きていようとも

自分の行動では

どうしようもできないくらい辛い、出来事もたまにはある。


そんな時って、

心の底から湧き出てくる、感情は、、

『あぁ!とびきり美味しい菓子が食べたーい!!

とびっきり美味しくって、ほぺった落ちるやつ。

心から「うんまぁ♡!!」と満たされるやつ。』

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私がただの食いしん坊かも知らんけれど。(笑)



お腹いっぱいとかではなく

ただ、ただ、甘ーい!!て、だけでもなく。


ただ、ただ、

ぽっかりと空いた心に

一滴。

美味しいという潤いが欲しくなる。


そんな時は

個性や奇抜ではないけれど、

しゅわり。と包み込んでくれる、

そんなシフォンを焼きたくなる。

食べたくなる。


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菓子の役割ってそういう時だと思っていて。


焼き菓子屋そぼくな。は感動をお届けする菓子屋でありたい。とよく言っている事だけれども、

それは何も特別な嬉しい時だけ食べて欲しい。とは思っていなくって。

そして先に書いたようにぽっかり穴が空いてしまった時、とも限らない。


【『人生の一コマ』に彩を与えられるような感動】をお届けしたい。


その一コマは受け手の状態、環境によって違うんだけれども

その一コマを見逃さない様に、菓子を焼き届けたい。


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菓子屋を休業して

4か月。

厨房は、使えそう!と思ったら話が無しになって。。

繰り返しで。

【菓子屋】として販売し焼き届ける事は出来ていません。


けれども、

憑りつかれた?!ように

相も変わらず菓子は焼いていて。

個人として、今あるご縁に大切に焼き届けています。

まぁ、雇われ時代の頃から仕事で菓子を焼いているのに休日も自腹払って菓子を焼いていたような人間なので(笑)菓子を焼く事が日常からどうしても切り離せないようです。^^;


そんな『菓子を焼く』という日常だけれども、

昔と違うのは

誰彼構わずに

『そんな日常』でも雑に菓子を焼く。ってことは、まぁなくて。


必要な時に

必要な人に、

見極めて誠実に焼く。

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菓子を焼く。という行為は

全神経を使って焼き、

その時間全てを

“”菓子を焼く“”という行動に使い、

その素材の命を殺して

新しい息吹を吹き込み

そして食べ手の心を震わせる、そんな所作で合って。


売り物の菓子であろうが

個人として無償での菓子を届けようが

その所作に変わりはなくって。


命を削ってその所作をしている。


その命とは

作り手の命、そして、素材の命。


誠心誠意向き合い

本気で焼いて届けないと、

食べ手には響かない。

ホントの意味で届かない。



私は、

『生きていてこの店に出会えて良かった!』

『この菓子に出会えて良かった!』

『この人と一緒に働けて良かった!』

『この人に出会えて良かった!』

思ってもらえるような人生を生きたいと思っている。

そんな菓子を焼きたいと思っている。


菓子という役割はそこだと思っている。


焼き菓子屋そぼくな。は、そうありたい。


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ただ

ただ

いつ、終わるんだろう?

この長い道のりは?

という

人生を生きていても。

必ず

絶対

誰にでも終わりは来て。


必ず

限りがある人生で。


この世の全ての出来事を

自分の人生で体感することはできない。


だから

どんな立場でも

どんな環境でも

それはきっと、きっと、

自分の人生に意味のある事(に、していく。)で


その環境や立場に

巡り合えたことは

きっと

宝物。


でも

限りある人生。

全部は出来ないから

誠心誠意、本気を込められる時、

相手、環境を選んで

そこに全力投球して行きたい。


『人生生きたなぁ!!!』と思って死ねるように。


私は菓子を焼き、届ける。


菓子の役割は

食べ手の人生に

それがどんな環境でも

一雫の彩を与えられる役割があると私は信じているから。

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サークルには先日少し書かせて頂いていたのですが、秋には厨房が借りれるかも?!と決まっていた場所が延長して

早くてもお正月すぎ?と言われてしまい、そして結構あやふやな回答ばかりで、

果たして本当にその時は来るのか??

と、

先週は精神的にだいぶ凹んでおりました。


秋からだったらアップルパイや栗タルト、、、

去年に引き続きお届けしたい菓子達がたくさんあったのになぁ。。

お客さんの顔を浮かべながらダーイブ、ヤラレテいました

(ネット販売で実際は会っていはいないので顔は妄想ですが(笑))

でも、その後に違うご縁や人から色々お声かけ頂いて、

小さな光を今度こそ掴めそうな?そんなお盆を過ごしております。



とりあえず私は元気ですー!^^

とっても田舎町ですが

人のご縁には恵まれていて、暮らしでは心穏やかに過ごせてます。

後は、、店だけ!^^;

けれど

住んでみて思うのですが

田舎は人で出来ている町だとつくづく感じる事。

本当は都会もそうなのだろうけれども。

だからこそ、人には恵まれていると思うので、

きっと

焼き菓子屋そぼくな。にも光が遅くとも差してくれるだろう。

そんな事を感じながら

それでも

浮かれず

地に足ついて

今出来る事を

心を込めてやっていきたいと思っています。


読んでくれてありがとう!

焼き菓子屋そぼくな。

ゆ季


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