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英国紳士の裏に見える責任回避と事なかれ主義

イギリスの人と関わって数年たつ。
英国紳士いいな、なんて日本人の人に言われることは多い。

老若男女の英国人と話し、過ごし、学び、働き、'おぼろげながら浮かんできた'事実がある。


1.紳士であること=責任を取らない態度

特に『女は男をケアする者』という固定概念と同調圧力あふれる日本で育った人間には
イギリスの紳士淑女に愛され毎日甘やかされるのは、

とても気持ちが良く、鼻が高いものです。

先日流行っていた動画をみていただきたいのだが

イギリス人のこの態度、本当です。
『君が幸せならそれでいい』
とか真顔で言う。
責任の所在を曖昧にして、失敗に対しても『君は悪くない』と
と平気で言えるのだ。

これは、
結果にこだわらない、
議論を避ける、
そして、改善は行わず、徹底的に心理的快楽に流れたがる、ということの裏返しで

だから食もサービスも質が悪い。

誉める目的が100%人間関係維持&向上のためなので、どんなに糞な服でも食べ物でも『おっと、これはとってもいいね』
『素晴らしい』
などと言葉を発してその場しのぎのフィードバックを行う。

この態度に、ここ10年ほどはポリコレ思想の圧力が加えられ、白人イギリス人様は外国人、異性、年齢の違う人間に当たり障りないことしか言えない風潮になっている。

つまりコミュニケーションに責任がなく、
なにも改善しないくそ社会なのだ。

2.忘れてはいけない、支配文化

支配しておいて手のひら返し
『私たちは優しいです!』の見せ方がお上手なのもイギリス文化だ。

大英博物館は入場無料が魅力だが、
そこに展示されるものの多くは英国人が過去に各国を支配したり爆発させたりして奪ったものだ。
何年もたった後、
無料で盗んだものを発表して
『市民に広く開かれるを体現!英国は市民に優しい!!』
という自画自賛に使われるとは、
エジプトのミイラも思わなんだ。

イギリスの見せ方は、いつも、
高めのアフタヌーンティーのスコーンように美しくロイヤルに、それはそれはハイソな見た目をしている。

しかし中身を見てみれば、フランスからどうせバレないだろうと押し付けられた質の悪い小麦粉で、レシピも拘りもなくミルクと混ぜたガチガチ非常食パンだ。

本質をとらえなければ、お前も支配下に入る。

アサヒのスーパードライからインスピレーションを受けて作られたはずの英国ブランド『SUPER DRY極度乾燥しなさい。』が2024年アサヒ飲料を訴えました。

私にいわせれば、
こんなのは氷山の一角です。

3.イギリスで戦うという事

私は武士道を愛するがゆえに愛国心が強く、特に日本の小学校教育には価値を感じている。

7才の私には大変浅はかに見えた日本の道徳教育『心のノート』は、
社会人になってから、社会の構造や理不尽を目の当たりにする度に心に滲みる。

なぜ、当たり前に心のノートに書いてあるように人は行動できないのか、本質的な対話ができないのか、利己的にその場しのぎの対応をしてしまうのか。

英国で過ごすというのは
本質から目を背ける人たちから誉められ続けることで

それは落とし穴だらけの道を進むみたいなイメージです。

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