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1/18開催レポート①「情報交換会」

\今年初の情報交換会を開催/
今回の情報交換会の開催自体は昨年末にはみなさまへご案内もしておりましたが、急遽みなさまの関心を寄せている能登半島地震の支援情報等の情報交換も行うことしました。そのため、能登半島地震の支援情報等に関心のある方々の参加や初めての参加の方も何人かいらっしゃり、いつもより多くの方々の参加がありました。

当日の会場の様子

それでは、当日の情報交換の中で行われた、参加者のみなさま自身の活動や関心のあること等をご紹介ししていきます。
能登半島地震の情報交換については、1/18開催レポート②「情報交換会」
をご覧ください。

定禅寺通の清掃活動に参加
七ヶ浜町の菖蒲田のビーチをフィールドに、清掃活動やマルシェ、フェスなどのイベントを行っているセブンビーチプロジェクトが定禅寺通で清掃活動を行う企画に参加してきました。新聞の広告等の広報の効果もあって、初めて参加する方もいて、思ったより多くの方が参加していました。今後も、プロジェクトとして国分町の清掃活動を継続していけるといいのではと思います。

「弱者男性」について共有したい
任意団体ソイプラムで精神疾患当事者同士のセルフケアサポートに取り組んでいます。精神疾患を無理に治癒したり無くそうとするのではなく、「自分の個性的なつらさ」と捉えて、みんなで自分の生きづらさについて客観的に研究してみるという、「当事者研究」というアプローチをしています。
みなさんと共有したい社会課題は、「男性の弱者性」「弱者男性」についてです。例えば、経済的困窮や安定した職がない、または結婚相手が見つからないなど、生きづらさを抱えている男性がいます。
「当事者研究」は、今は精神疾患当事者のみで共有していますが、間口を広げて、「男性が持っている弱み」についてみんなで語り合えないかと考えています。男性はみんな、多かれ少なかれ弱さを持っていると思うのですが、みんなで楽しく語り合い、つながることができたら、気が楽になって生きやすくなるのではないかと思っています。

「女性」の活動支援
NPO法人キミノトナリは、にんしんSOS仙台として、思いがけない妊娠をした女性の支援をしています。その他、行政からの委託事業で、困難な問題を抱える女性とつながるきっかけとなる居場所づくりなどをしています。
この活動をしていると、家庭に居場所が無かったり、虐待を受けている子どもや、メンタルに課題を抱えていたり障がいを持っていたりする方々が、安心して居られる場所がもうひとつあったら生きやすくなるということがよく分かります。
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ママンココンでは、子育てをしている母親が、色々なスキルを生かして子育てしながらでも、やりたいことをしていけるよう、ママの居場所づくりを支援しています。
クラフトショップやワークショップ、マルシェなど、子連れフレンドリーな企画をしているのでみなさんにも参加してもらいたいです。

映画でのつながり
吉岡宿にしぴりかの映画祭実行委員会のコンセプトは「見渡せば 知らないことばかりのこの世界。 まずはゆっくり近づいてみよう」
障害のある方のドキュメンタリー映画や、普段、見聞きしないことを知るきっかけになるような映画や新しい価値観が得られる映画を実行委員会で選んで、一年に一度上映しています。
吉岡宿というのは宮城県大和町にある地名です。
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せんだいメディアテークと連携したみやぎシネマクラドルは、宮城県を主な拠点として、映像を通した作り手と市民がつながり支え合うためのコミュニティです。東北に所縁のある映像作家や監督の制作中の作品を、市民が一緒に鑑賞しながら語り合って意見を制作者にフィードバックしたり、映画を観て感想を言い合うといった、「映像サロン」などの開催をしています。

映画「From FUKUSHIMA♥ 」を自主制作!
青年海外協力隊の経験があり、福島に住んでいた時から「ともだち カワン・コミュニティ」という団体で福島とマレーシアをつないで交流の支援をする活動をしています。
福島は震災の影響でネガティブなイメージを持たれがちですが、震災後、福島の人たちがどのように困難を乗り切ってきたかをドキュメンタリーで追った映画「From FUKUSHIMA♥ 」を自主制作したので、先ほどご紹介があった吉岡宿にしぴりかの映画祭でもぜひ上映してもらえたらうれしいです。映画を観た方の間で新たなコミュニティが生まれたらと願っています。
能登半島地震の支援もしたくて、チャリティイベントを開催してそこで集まったお金で能登の支援をすることも考えています。

会場から>石巻で障害者就労継続支援B型事業所のパーラー山と田んぼというカフェをやっていますが、映画のパンフレットなど置けると思います。

東北の食をきっかけに
東京出身、東京育ちですが、東北が好きで昨年9月から仙台に移住してきました。移住するきっかけになったのは、NPO法人きっかけ食堂の活動です。
きっかけ食堂は、2014年5月に立命館大学の学生三人が京都で立ち上げた団体です。東北から遠く離れた場所でも震災について何か考えられることができないかと始めた活動で、最近法人化もし、もうすぐ10周年を迎えます。
主な活動は、東日本大震災が起きた3月11日にちなんで、毎月11日に日本全国の拠点で東北の食材を使った料理や地酒を楽しめる食堂を開催しています。私は、ずっと「きっかけ食堂」のお客さんとして参加していましたが、東北に魅せられて仙台に移住するまでになりました。
もっと「きっかけ食堂」の活動を盛り上げたいのですが、今はメンバーが少なく、仲間を募集しています。「きっかけ食堂」を応援してくださる方やイベントに参加してくださるお客さんが増えたらうれしいです!
*イベントの告知はFacebookインスタグラム

古紙のリサイクルから子どもたちを支援
仙台で廃棄物のリサイクル事業を行う会社で会社員をしています。
古紙をリサイクルする際に生まれるわずかなポイントを集めて子どもたちを支援する地域団体を応援するという事業(Pocci!ポッチ)も行っており、自分も地域支援や子どもたちの支援について興味があります。自分の利益ではなく、他者を助けたい、将来を支える子どもたちを支援したいという動機で動く人はどれくらいいるのか気になっています。

カードゲームを活用したメンタルヘルスリテラシー教育
認定NPO法人Switchでは、仙台と石巻で主に精神疾患や発達障がいをお持ちの方の障がい福祉サービスや、制度で支えられないような若者の就学就労支援事業をしています。
今までは障がい福祉サービス中心で行っていましたが、カードゲームを活用したメンタルヘルスリテラシー教育のツールを作ったり、オンラインで宮城県内の引きこもりの若者向けに居場所を作るサポートをしたりなど、どんどん外に出て行って社会資源とつながる取組を拡大させています。
カードゲーム「ココロンリーツナガール」は、みんなで楽しく点を取ってバトルしながら、メンタルヘルスについて学び、「ストレスにどう対処する?」「自分なりのセルフケアって?」などを考える新感覚カードゲームです。2月12日には「ココロンリーツナガール」のプレイリーダー養成講座を開催するので、ぜひみなさんに参加していただきたいです。(※受付終了しています)

使えなくなったパソコンの活用
東北では何百万台も使われなくなったパソコンは単にゴミとして処理されていて、パソコンに含まれる金銀銅などのレアメタルも捨てていることになります。
一般社団法人東北情報機器再生推進機構では、もう使えなくなったパソコンを知的障がい者の方にお手伝いしていただきながら徹底的に分別して資源化する活動や、動きが遅くなったパソコンを修理する活動もしています。特に、2025年10月にWindows10がサポート終了になるため、廃棄されるパソコンが急増すると予想しており、よりいっそう活動に力を入れたいと考えています。

新しい図書館をつくる構想に反対
登米市で新しく図書館をつくる構想があり、市民に多大な負担が課せられるので反対の声を上げたいと思うのですがどう声を上げていいか分からない状況です。

会場から>署名を集めて反対の声を上げることなどはできると思います。

自分の経験を活かしたい
神奈川県立青少年センターで非常勤職員をしており、神奈川県民活動サポートセンターでボランタリー活動相談窓口の事業を受託している法人で正会員として活動しています。引きこもりの方々の支援として外出のきっかけづくりや家族支援を事務として支えています。
NPOと行政の両方で働いてきたので、何かこういった経験が活かせないか、制度と制度の間にいる人たちの支援が何かできないかといつも考えています。また、NPOの方々から、事務方に手が回らなくて助成金の申請などができていないなどの声をよく聞きます。私は書類作成が得意なので、何かお手伝いができないか、仙台にUターンしたら何をしたらいいか考えています。


2月は、能登半島の現状から、地震によってどのような都市機能が破壊されるのかを学び、自分たちのまちで地震が起こった場合の被害想定を共有しながら、まちとして何を備えれば良いのかを考えます。
みなさまのご参加お待ちしています。

「私たちの知らない世界
~能登半島地震に学ぶ 私たちのまちは何をしておく~」

◆日 時:2024年2月15日(木)19:00~20:30
◆情報提供者
 仙台市都市整備局建築宅地部建築指導課 建築防災係 係長 佐藤匡さん
 一般社団法人復興応援団 代表 佐野哲史さん
◆会 場:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナーホールと
     Zoomにて開催
◆内 容:
 1 長町-利府断層による地震の被害想定について学ぶ
 2 能登半島地震の支援の現場から情報提供
 3 ゲストの話題提供を踏まえ、参加者を交えて、
   100万都市・仙台で備えておくべき都市機能を考える。
◆対 象:防災、減災、利府長町断層による地震に関心のある市民や能登半島地震の支援状況について関心のある市民、団体、災害支援団体、NPO、企業、教育機関、行政
◆参加費:無料
◆申 込:申込フォームからお申込みください。
https://docs.google.com/.../1FAIpQLSfjc1CTa.../viewform...
申込の方にZoomアドレスをお知らせします。

メーリングリストを開設しましたので、みなさん同士の情報交換の場としてお役に立てたらと思います。
*メーリングリストへの登録は毎月第3木曜日に開催している情報交換会にご参加いただいた方へご登録のご案内をしています。


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