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SESのエンジニアとして働きながら産休を取得するまでの話 ~妊娠中期・後期編~

 皆さん、こんにちは!食欲の秋で一日中食べることばかり考えているねこ丸です!😸前回の登場から半月あまりで再登場してしまいました。長らく配属されていた現場を離任して久々に自社に戻ってきたので、ゆっくり記事を書く余裕ができたというわけです。

 ということで今回はSESのエンジニアが産休取得するまでの体験談第2弾~妊娠中期・後期編~です。なんとか安定期を迎えたと思ったら、休む間もなく引継ぎに産育休の調整に。。今回はどんな悩みを抱えているのでしょうか~?それではさっそく参りましょう!


現場での業務引継ぎについて

 さて前回の続きからです。会社と現場に妊娠を報告し、離任のタイミングが決まったら、次は業務の引継ぎです。お世話になった現場なので、ここはぜひとも有終の美を飾りたい…!

 ※前回までの内容はこちらからご確認ください!

 当時現場はアプリの保守フェーズで、アプリリリース前の開発時から在籍していた私はだいぶ古株。開発時の経緯や現場ならではのノウハウも残しておきたかったので、7,8月の2か月間を引継ぎ期間、9月の1か月間は何か問題やQAが発生した場合に対応する予備期間として設定しました。ちなみに妊娠発覚→報告→引継ぎ→離任までの流れを図にするとこんな感じです。

 日々の業務については、離任までに終了できそうなものは終了させ、どうしても引継ぎが必要なものは、なるべく引継ぎ相手の負担にならないように今後のタスクを洗い出して対応スケジュールを引くなど、できるところまで進めてから引継ぐようにしました。開発経緯・ノウハウの引継ぎについては自分のタイミングでスケジュールを決められたので、引継ぐ内容を洗い出し、週2回の定例枠を設けてその枠で引継ぎ会を実施しました。この辺りは産休に伴う離任じゃなくても一緒ですね!通院、在宅勤務などでたくさんご配慮いただいた現場なので、最後まで役に立ちたい気持ちが大きかったです。

 引継ぎはギリギリでバタつかないためにも事前のスケジューリングが大事だと思いますが、妊娠すると週1~4週間に1回の頻度で妊婦健診があるので、可能な範囲で早めに病院に予約を入れるのがおすすめです。また、私は子どもが産まれたら保育園に預けて職場復帰することを考えているので、この時期から保活として保育園見学を始めました。(本当はすぐに子どもを預けたくないのですが、色々な葛藤があり。。その辺りは後半の「産休・育休の取得時期について」で触れさせてください。)園見学も基本平日の昼間だったので、妊婦健診と同日にしたり、1日に複数園の見学を入れたりして、なるべく休む回数を減らすよう調整しました。

😸ポイント😸
・引継ぎは最初のスケジューリングが命
・妊婦健診、保育園見学の予約は早めに行う
・複数の予定を同日にこなせるよう調整する

妊婦健診について

 先ほども触れましたが、無事妊娠を確認できるといよいよ妊婦健診が始まります。健診の頻度は、「~妊娠23週:4週に1回、24~35週:2週に1回、36週~:週1回」が目安とされています。週数によって受ける検査の内容が異なるので、検査の内容と所要時間を事前に病院に確認できると安心です。

 また病院によって待ち時間も全然違うと思うので、自分が通う病院ではいつもだいたいどのくらい待つかな~というのを意識的に確認すると良いと思います。

 体調によっては通院するのも一苦労なので、家から近い、交通の便が良い等、通いやすい病院を選ぶのもおすすめです。

😸ポイント😸
・妊婦健診の検査内容と所要時間を事前に病院に確認する
・通院した際に待ち時間がどのくらいか確認する
・通いやすい病院を選ぶ

産休・育休の取得時期について

 妊娠の週数が進むにつれて、「産休をいつから取るか、また、育休はいつまで取るか」について頭を悩ませるようになりました。働く女性の多くが悩むポイントではないかと思います。

産休をいつから取るか

 まず産休をいつから取るかについてです。前回のブログでも触れたのですが、同世代の友人は妊娠を期に仕事を辞めたり、出産準備のために有給休暇をくっつけて早めに産休に入ったりする子がいました。一方でブログやX(旧:Twitter)でマタニティアカウントの人の投稿を見てみると、出産直前まで仕事をしている人もいました。ソシオネットで産休を取得した先輩社員に話を聞いてみると、出産の1か月~数週間前に産休に入ったとのことでした。

 妊娠中期に入って会社から産育休の取得・仕事復帰に向けたプランシートを連携いただき、この頃から具体的に産休に入る日程を検討し始めました。もともと産後もずっと仕事を続けるつもりでいたのと、産休中の生活のイメージが湧かなかったのもあって、当初は出産ギリギリまで働きたいと思っていました。キャリアに長期間ブランクができるのも怖かったです。一方で週数が進むにつれてどんどんお腹が大きくなり、体調面での不安が出てきました。また産前休暇は出産予定日の6週間前から取得可能ですが、私の場合は里帰り出産の通院の関係で6週間より前に帰省する必要がありました。「有給休暇をくっつけて長く休まないとかな~」と思っていました。会社の都合や思いも気になります。

 「私なりのこうしたい・こうしなきゃは色々出てきたけど、結局いつから休めばいいんだ~」と悶々と悩んでいたのですが、一人悩んでいても埒が明かないので、とりあえず会社に相談してみることにしました。そもそも会社の都合も聞いてみないとです。笑 すると快く相談に乗ってくれて、最終的には現場離任後から産休に入るまでは在宅で社内業務を実施、後半は里帰り先の実家からリモートワークさせてもらえることになりました。最終的なスケジュールを図にするとこんな感じです。

 体調や里帰り、私のなるべく働きたい思いなども踏まえて最適なスケジュールを組むことができました!それもすべて、柔軟に対応してくれた会社のお陰です。本当にありがとうございます!

😸ポイント😸
・自分の要望を整理しておく
・悩んだら会社に相談する

育休をいつまで取るか

 育休をいつまで取るかについてもとても悩みます。産休をいつから取るか以上に悩んでいるかもしれません!笑 正直なところ、いつまで育休を取るかはまだ自分の中で決め切れていません。私の場合は育休を明けるには子どもを保育園に預ける必要がありますが、日に日に愛おしさを増していく我が子を、なるべく長い間自分の手で育てたい気持ちが大きいです。保育園は乳児期から子どもを預けられますし、実際に私の周りでも預けている人が多いですが、生後数か月の子どもを園に預けることに抵抗も感じます。 

 また住む自治体にもよりますが、年度の途中や1歳児以降の年次で預けるのが難しい自治体もありますよね。そもそもSESのエンジニアとして働きながら子育てを両立できるのかといった不安もあります。幸いにもソシオネットには仕事をしながら働いている先輩ママさんパパさんが複数いるので、先輩方を見習って上手に両立してきたいです。

お腹がどんどん大きくなっていくことについて

 妊娠中期に入ると徐々にお腹が出始め、後期に入ると一気に大きくなります。私も8月下旬(妊娠24週頃)からお腹のふくらみが目立ち始め、日ごとに大きくせり出していくお腹に戸惑ったのを覚えています。

 お腹が大きくなるとこれまで通りの椅子や姿勢でも、しんどくて長時間同じ体勢でいられなくなることがありました。お腹が張って気持ち悪くなったり、子宮で心臓や肺が圧迫されて動悸や息切れがしたり。今でこそ妊娠中に見られる症状だと知っているので落ち着いて対処できますが、症状が出始めた頃は「赤ちゃん大丈夫…!?私の身体に何かあった…!?」と不安になっていました。

 もし可能であれば腰にあてるクッションなどを用意して、楽に座れる姿勢を見つけられたら安心です。また胃が食べ物で圧迫される食後が一番しんどいので、昼休憩のなるべく早いタイミングで昼食を済ませ、その後ゆっくり身体を休める時間を確保できると良いと思います。一度に摂れる食事の量も減るので、仕事の合間に簡単に口にできるものがあっても安心です。歩くのも少しずつしんどくなっていくので就業先に出向く場合は時間に余裕をもって通勤をしたり、落ち着いて用を足せるような空いたお手洗いを見つけておいたりするのもやってよかったなと思います。

😸ポイント😸
・クッションなどを用意して、楽に座れる姿勢を見つける
・昼休憩の早いタイミングで昼食を済ませゆっくり身体を休める時間を確保
・合間に口にできる食べ物を準備
・移動は時間に余裕を持たせる
・空いているお気に入りのお手洗いを見つける

産休取得を目前に控えて

 さて、周囲の協力も得ながら、何とか産休取得目前までくることができました。安定期に入ってやっと体調が落ち着いたと思ったら、次は引継ぎの準備と、並行して妊婦健診や保育園見学。産後も働き続けるのであれば、今後のキャリアや仕事の状況を踏まえて産育休のスケジュールも考えなければいけません。子どもが産まれるまでに頑張れるだけ頑張ろう!とやる気にみなぎる気持ちと、どんどんお腹が大きくなって思うように仕事に取り組めないジレンマに悩む人も多いと思います。

 こうして振り返ってみると「色んなことを乗り越えてきたんだな~」と、ちょっと感慨深い気持ちになってきました。笑 ソシオネットは女性が働きやすい環境づくりを推奨しており、社内に相談できる相手がいたからこそ、何とかここまでやってこれたのかなと思います。今同じような悩みを抱えている人がいたら、一人で抱え込まずに、誰かに相談してほしいです。もし仕事と子育ての両立に不安を抱えて一歩が踏み出せない人がいたら、ワークライフバランスを大事にしている会社や現場を選ぶのも選択肢の一つだと思います。

😸ポイント😸
・一人で抱え込まずに誰かに相談する
・ワークライフバランスを重視した職場を選ぶのも選択肢の一つ

まとめ

 妊娠中期・後期編、ここまでとなります!前編後編と2回に渡って自身の経験をお話ししてきましたが、少しでも共感してもらえたり、誰かに役立ったりできる内容になっていれば嬉しいです!世間では異次元の少子化対策がうたわれていますが、特にSESの業界ではまだまだ子どもを産み育てにくい環境が残っていると思います。そんな世の中を少しでも変えていけるよう、これからも自身の経験を発信していきたいな~!と思っています!それではまたお会いできる日を楽しみにしています!😸

ソシオネット株式会社について

IT内製化支援、Salesforceの運用・導入、および、DX化推進に関するご相談を承っております。

 弊社では、ノーコード開発ツールを用いたIT内製化支援、Salesforceの運用・導入、および、DX化推進に関するご相談を承っております。お気軽に弊社お問い合わせサイトよりご相談などをお寄せいただければと思います。

ソシオネットHP:http://www.socionet.co.jp/
IT内製化支援サービス:https://socionet.co.jp/insourcing-support-service/
Salesforce最適化支援サービス:https://socionet.co.jp/salesforce-service/
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