ポラロイドSX-70を手に入れたのは20年くらい前だったと思う。
その頃は専用のフィルムがビックカメラや写真屋さんで安く売ってた。
良い時代だった。
その後まさかの生産終了になり、期限切れのものを見つけて使ったり中目黒にあったimpossible projectのフィルムを使ったりした。
今はポラロイド社のものが復活してくれて
ネットで買えるらしい。

あの頃、今まであったものが無くなっていくということを上手く受け入れることができなかった。
逆に今まで無かったものが発明されたとか販売されるようになったとかいうのは昭和から平成の時代にはいくらでもあった気がするのに。
たまたま自分は写真を撮ることが好きだったからポラロイドのフィルムで気がついたのだろうけれど他にも色々消えていったものがあったのだろうし、これからもあるのだろう。

35ミリフィルムだって写真屋はもちろんドラッグストアにも本屋にも雑貨屋にもなんならスーパーマーケットにも100均にだって普通に売ってた。
仕事の忙しさにかまけてフィルムカメラから遠ざかってる間に姿を消しかけてる様子を正面から見ていなかった。
残って欲しい。無くならないで欲しい。
そのためには撮り続けていかなくては。
見せることをしていかなくては。