早田 航 / Wataru Soda

インテグラル・サイケデリックラジオという放送を通して、意識哲学について探究しています。…

早田 航 / Wataru Soda

インテグラル・サイケデリックラジオという放送を通して、意識哲学について探究しています。 関心領域: サイケデリクス学, インテグラル理論 ラジオ放送はこちらより↓ https://stand.fm/channels/64ae618cb352effb9dd87cee

最近の記事

インテグラル・サイケデリックラジオ第50回の振り返り その2

デカルト的二元論(物と心はそれぞれ独立している)においては、肉体がなくなっても心は残るという。物質・物理主義(物の上に心が成り立っている)では、脳や身体が消えたら心が消える。 例えば、おじいちゃんが亡くなりました。だが訓え(心)は残っている。と考えているのはこちら側。おじいちゃんが肉体としていなくなったとしても(こっちが認識するうんぬんではなく)、おじいちゃんの心はどこかにある。という立場がデカルト的立場である。そうなってくると、今度は、物と心の相互の関係はどうなっているのだ

    • インテグラル・サイケデリックラジオ第50回の振り返り その1

      ここで、もう一度、物質主義と物理主義のサマライズ。実態と呼べるものは、このリアリティにおいて、物質しかないという立場が物質・物理主義であった。心であるとか、目に見えないものも”物質”から生まれるということである。さらに、物質・物理主義の立場の見方からみた、意識哲学の観点は、物質からどうやって意識を生み出すのか?ということでもある。 一元論の物質・物理主義も、意識と心を切り離している。そしてデカルトも、意識と心を切り離している。二元論の特徴は、ある種の立場としては一元論と同じで

      • インテグラル・サイケデリックラジオ第49回の振り返り その2

        さて、意識を探究するにあたって、普遍意識に主軸を置いた際、それについては各宗教がもうすでに言い表している。仏教でいう「空」、ヒンドゥー教でいう「ブラフマン」、キリスト教でいう「神」などがそれである。 私にとっては不思議な話であったが、最先端の物理学者も、最初の出発点こそ物理主義ではあるが、途中から、または深淵な領域に近づいていけばいくほど、物質主義ではないと否定するようである。量子というのは確率的な可能性でああり、確率的な波として存在しており、私たちの観察を通して、量子とい

        • インテグラル・サイケデリックラジオ第49回の振り返り その1

          成人発達コラボラジオから進化したインテグラル・サイケデリックラジオは早いもので第50回の放送を迎えることになった。 第49回からは、書籍を扱いながら「意識哲学」について探究していくこととなった。ここで、振り返りの音声を聞いて、断片的なメモをとった内容を、ここに思考の整理をするために記しておきたい。 まず、意識哲学・心の哲学とはなんぞやということ。私たちの心・意識はそもそもなんなのか、そしてそれがどうやって立ち現れるのか?そのようなことを考えていく。それをみていくためにも、まず

        インテグラル・サイケデリックラジオ第50回の振り返り その2

          インテグラル・サイケデリックラジオのご紹介

          ラジオ番組のご紹介皆様初めまして。インテグラルトレーナーの早田航(そうだわたる)と申します。さて、突然ですが、皆様にご紹介させていただきたいラジオ番組がございます。それは、『インテグラル・サイケデリックラジオ』でございます。 こちらラジオは、#インテグラル理論と#サイケデリクス学をもとに、サイケデリクス学者の加藤洋平先生とコラボラジオの形式をとって配信をしている番組でございます。2023年10月25日現在では、第35回まで、回を重ねてくることができました。 主な内容としては

          インテグラル・サイケデリックラジオのご紹介