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「光って光って光って死にたい」 『玉城ティナは夢想する』を水族館で思い出した話

たった10分のショートムービー 目立つものと、目立たないものに 平等の幸せを。 これでトントンではなくて、同じくらい溢れんばかりの幸せと願わずにはいられない。 玉城ティナが玉城ティナを演じていて、 玉城ティナに憧れるA子を演じている。 3月23日の日記 今日は雨の降る中、水族館に行ってきた。家族連れだったり、カップルが沢山いる中、水族館で1人は少し寂しかった。 でもそんなのは些細なことで、 そう!私はラッコに会いにきたんだったと思いだした。 実は日本で飼育され

「でも、夜がなければ私たちは地球の外に目を向けることもなかったでしょう」夜明けのすべて

この映画は 静かにそっと手渡された、叫びのようでした。  この悲しみや辛さをまだ持っていていいんだ。 不恰好な姿のままの自分を少し大切にできそうな気がしました バスに乗れなかった藤沢さん、電車に乗れなくなった山添君。 あー、この人今、息するの苦しいんだろうな。今、ここにいてごめんなさいって思ってるんだろうな。自分が黙って否定しなければ、この場が丸く収まるからそれなら自分の意見なんて初めから無かったことにできる人なんだろうなって。 夜明けが1番暗いこと。 この映画を観て