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足るを知る"好きな言葉や好きな器具"

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日常のなかの素通りしてしまいそうなことの備忘録です。
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エゴン・シーレという人は

絵を描くことに関しては天才で、 人としてはあまり尊敬できなくて、 でも、やっぱり1番好きな画家さんは誰?って聞かれたら、私はエゴンシーレと答えている。 美術の教科書で見た、エゴンシーレの自画像に目を奪われていた。特別綺麗とか、特別可愛い人が描かれているわけでもないその絵から目を離せなくなった。 それまでの私はモネやドガのような 綺麗な色味や、可愛らしい絵が好きだった。 ただ、エゴンシーレ本人と思われる男性がこちらを見つめている。少しの恐怖心すら芽生えるのに、今思うと

肌の匂いが変わってしまう前に

ずっとこの人とは友だちだろう そう思っていた人ほど、今はもう会えないこの現象に何か名前はあるのだろうか? 『チワワちゃん』という映画の中で、こんな台詞があった 私の好きな漫画や、歌詞の中の登場人物はやたらと会えない誰かを思って、肌の匂いが変わってしまうことを気にしていた。 そんなに重要かな、それよりも大事なものありそうだけど…そもそも肌の匂いって何? 学生時代、私の頭の中は?が散乱していた。 大人になって、子どもと触れる機会が増え、ひとつ気づいたことがある。 人