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俺達は雰囲気で他人の時間を奪っている

MTGの設定 というイベントは、他人の時間を奪う人の特徴が顕著に現れる。

「アジェンダ無き長時間MTG」
「キーパーソンであるはずの人物の招待漏れ」
「予定作成者による、"予定直前の" キャンセル」
「"仮" というラベルが付いた予定を、何人ものメンバーを巻き込んで大量に設定(そして "仮" が確定するタイミングも直前)」

こういう行為にストレスを感じない人が羨ましい。Time is moneyを10回言わせてWhat is time?と聞いてもmoneyとは言わなそうな人、に思い出すだけでも5人以上は出会ってきた。彼等・彼女等には総じて「悪気が無い」という共通点があり、何か改善を求めたところでムーディー勝山よろしく右から左に受け流されて終わりである(そして誰も何も言わなくなる)。

これまでは仕事でこういう人と出会うとある種の "警戒フラグ" のようなものを立ててしまい、なるべく関わりたくないな、、、と考えてしまっていたかも知れない。それが自分が独立して「自分の時間をより大切に」するようになった結果、こういう人は自分の時間を大切にする事への意識が低い→なので人の時間を奪う事への想像力も小さい のではないか?という考えが大きくなっていった。と書いている最中にタイムリーなツイートがTLに流れてきたので拝借させていただきます。


せめてMTGに巻き込む時だけでも

人をMTGに巻き込む=他人の時間を奪う時、相手の役職等に関わらず少なからず申し訳無さがある。だからといって上っ面に毛が生えた程度の「申し訳ありませんがm月d日 h時からMTGをセットさせていただき(ry」という一言で済ませるのではなく、出来る限りの事前対策を相手にも見える形で行っておいた方が良い。

自分の場合、例えばカレンダーで予定を設定する際なんかでは先に挙げた4つのストレス項目を絶対に自分がやらかしてしまわないように意識している。それプラス、「内容に関わらず30分でMTGを終わらせるアジェンダ構成に出来ないか?」「そもそも予定通りに実施できそうか?欠席者が出てしまいそうか?」etc起こり得る複数のパターンをシミュレーションして、起こった時の行動を5W1H(特にWhen = いつまでに、という期限設定を最重視)で落とし込む、という事をやっている。

これについて自己分析するなら「自分の時間をとにかく大切にしたい(自分以外の人も根っこは同じはずだ、と思っている)」という先天的な性格と、「利害関係者が数十人規模のプロジェクトの調整を担った」という後天的に育まれた資質が重なった結果の習性と思っている。前者については、個人事業主という立場上「自分の時間を大切にしない」という事は有り得ない ので(と思っているが全個人事業主が同じ考えかどうかは不明)、会社員時代以上に自分の時間を大切にするようになった結果、段取りへの注意深さが増し、他人の時間を奪う事への想像力もより膨らんできた感覚はある。

他人の時間を奪う罪 という文脈では、澤円さんの講演についての下記記事が個人的にとても腹落ちしていて、今でも読み返す機会が多い。他人の時間を奪ってしまう問題はチームや組織という単位での生産性にも直結する問題なので、近くにこういう人が居ようと居なかろうと、一度チームビルディングなどの場で議論してみると良いのではないだろうか。


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