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スライド1枚で伝える「玉露の栽培方法」

こんにちは。遠藤霜空そうくうです。
煎茶道 黄檗売茶流おうばくばいさりゅう 準師範、日本茶インストラクターとして活動しています。

今回のnoteでは、玉露ぎょくろの栽培方法についてスライド1枚にまとめてみました。

※Googleスライドを閲覧できない方は、以下をご参照ください。

玉露ぎょくろとは

玉露ぎょくろとは、チャノキの新芽が1~2枚開き始めた頃から、茶園を葦簀すだれわらで20日間ほど覆い、日光をさえぎって育てた(被覆ひふく栽培)お茶です。

被覆ひふく栽培の効果

光を制限して新芽を育てることにより、テアニン(旨味)からカテキン(渋味)の生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊富な味になります。

これは、葉に蓄積されたテアニン(旨味)の分解速度が日照条件(栽培方法)によって異なるためです。

露地ろじ栽培の場合

露地ろじ栽培とは、茶葉が日光を浴びて育つ栽培方法です。

露地ろじ栽培で日光を受けるとテアニン(旨味)は速やかに分解されます。
まず、テアニン(旨味)からグルタミン酸とエチルアミンが生成されます。エチルアミンはさらに分解され、カテキン(渋味)が生成されます。

被覆ひふく栽培の場合

被覆ひふく栽培とは、チャノキに覆いをかけ、一定期間日光を遮る栽培方法です。

斜光下でテアニン(旨味)の分解は著しく抑制されます。その結果、被覆ひふく栽培では茶葉中のテアニン(旨味)含量が高く維持されます。


最後に私が開催している煎茶道教室のご紹介です。日本橋・人形町で黄檗売茶流おうばくばいさりゅうの煎茶道教室を開催しています。煎茶道だけでなく、日本茶や日本文化について皆さんと一緒に学んでいきたいと思っています。是非遊びにきてください。


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