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I will not

5月は昔から、色んなことが動き出すタイミングが訪れることが多かった気がする。

新しいことが始まるとき、出逢いと別れ。
それに伴って、ずっと抱えていたものを手放したり、自分の気持ちに区切りがつけられることも。

今日もまた、上空を飛行機(ボーイング)が飛んでゆく。
歌とは違って遥か遠くではなく結構な近さだけれど、その様子を見ながらいっときベランダに座って、久しぶりに“エイリアンズ“を聴いた。

何かが終わり、始まる。
私は、新しい環境にゆっくりと身を委ねることは出来ない性分らしい。
また新しいことを考えている。
いつも遠くをみている。
安住の地なんて、生きてゆく限りどこにも無いのかもしれない。


最近は殆ど自分の時間がなく過ごしているけれど、どうしても観たかったドラマをひとつだけ録り溜めていて、ようやく先日リアルに追いついた。
同じ脚本家の前作も楽しみに全て見ていたけれど、今回も名言が多くて、時々心の奥が軋む。

TVの前で体育座りの膝を抱えて、以前のドラマの主題歌を思い出す。
“そう人生は長い 世界は広い 自由を手にした僕らはグレー“

白か黒かなんて決められないことは、この世の中にたくさんある。
角度を変えればグレーなことも。
それでも白黒をつけたくて、正義や正論を定義したくて、お互いを認め合おうとしないから、この世の中は息苦しくて窮屈なのだ。


分かり合えなければ、それで終わり。
理解出来ない考えからは、関わらず離れるしかない。
ずっとそう思っていた。

分かり合おうとするから、苦しい。
分かり合えないことが当たり前だと、ある意味達観した境地で、それでも“キミを愛してる“と言えるなら、私たちはもっと楽に、自由に生きられるのかもしれない。

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