上保 昂大

温度に出逢う旅の日記。 日本中旅をして写真を撮っています。 絶景とかではなく、温かい温…

上保 昂大

温度に出逢う旅の日記。 日本中旅をして写真を撮っています。 絶景とかではなく、温かい温度、優しさや想い、手間や心、熱量を求めて。 地元の人や景色に出逢って、それを写真に撮っています。簡単な日記みたく書いていけたらいいなと思ってます。旅が好き!

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温度に出逢う旅

自分の旅を少しブログとかに残せたらなと思って始めました。 これから少しずつ更新していけたらと思います。 自分は、日本中をカメラを持って旅をしています。 撮っているのは、よく言う絶景みたいなものではなく、田舎道を走って歩いて出逢った人や風景、地元の人達と話して感じた想いや景色を写真に撮って旅をしています。 心に温度が感じれるような、そんな写真を目指して撮っています。 よかったら見てやってください。

    • 三種町、じゅんさいの町

      フジロックで撮影した翌日、秋田県に行った。 秋田県三種町、日本一のじゅんさいの町。 かわいらしい新芽は透明なゼリー状に覆われてつるつるぷりぷり。 じゅんさいの漁をしてるお父さんに出会った。 挨拶をして、写真撮らせてもらってもいいですか?と尋ねると、 よかったら舟に乗って採っていけ。と舟に乗せてくれた。 木でできた四角い舟。 自分が乗って、水が入ってきそうなほどギリギリまで沈んだ舟で、お父さんと一緒に沼の上を進んだ。 雨が降ってきたりしたけど、ハスの間をかき分けて、

      • 朝、蓮池にて

        蓮の花は毎年どこかで撮影してる花の一つ。 蓮の花も葉も、どこか不思議な魅力を感じる。 蓮の花は朝に咲いて昼過ぎにはしぼむ。 そんな事を4日間繰り返して、花びらを落とす。 前に地元の人に話を聞いた時は、4日間で色の濃さも変わっていくんだって教えてくれた。 蓮は最も古い植物と言われていて、1億4000万年前からあるって言われてるらしい。 葉っぱは水を弾く。 知れば知るほど他の植物とは違う。 短い期間で、朝にしか見ごろのない不思議な蓮の花。 そんな事を知らなくても惹かれてい

        • 待ちわびた夏

          あっという間に8月が終わってしまった。 蝉が鳴くのが例年よりも遅い気がした今年の夏。 例年なら9月になっても全然暑いなって思っていた気がするけれど、今年は8月の後半から少し涼しくなってきて、汗っかきな自分は助かるなと思う反面少し寂しい気持ちもあった。 日本のお祭りは、少しずつ形を変えながら戻ってきたものもあれば、今年も開催できなかったものもたくさんある。 今年ねぶたを見に行った。 ねぶたを見て、やっと見れたって涙を流す人たち。本当はもっと跳人がいてすごいんだ。こんなもん

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        温度に出逢う旅

          今の頭の中にぐるぐるとあるものを。

          コロナ禍で空いた2年。 危惧していた事があった。 自分はとても人見知りで、知らない人と話すのにはとても勇気がいる。 ましてや自分は撮られるのが苦手だから、写真を撮らせてもらうのなんてなおのこと。 でも、言い訳してやらないくらいならやるなよと、自分を奮い立たせて、話しかけたり、写真を撮らせてもらってきた。 その度に触れる人の心や優しさ、土地への想い、作物への愛。 そして心に温度が灯る。 そして、普段の生活に戻った時に、もらった温かさが自分を守って、そして人に温度を持って接する

          今の頭の中にぐるぐるとあるものを。

          農村が好き。

          観光客に来てもらうために、とても綺麗に整備をして、一面映えるようにしている景色ももちろん素敵。 でも、それで生活していくための風景や、 自分達が住んでいる土地を、毎日を素敵にするために、植えた花々の景色は、自分の心には強く感じるものあった。 やっぱり農村が好き。 うちの庭の花桃は結構前に植えて、だいぶ大きくなってきた。他の桃が散ってきた頃に咲くんだ。 ここな辺は人も来ないけどいいところでしょ? 優しい顔で花桃を見つめながら、そう教えてくれたお父さんがいた。 風が

          農村が好き。

          ちょっとずつ

          どうにか夕方ごろになって、現像作業が一段落。 桜を撮りに出ようかと思ったけれど、インドアとアウトドアが両極端に分かれてる自分は、旅に出ないとなかなか外に出れない。 結局今年も東京の桜を撮らず、東京以外の桜を撮ってまわるんだろう。 そんな感じで家にいて、機材の手入れをせかせかと。 気づいたらもう日も暮れて、お気に入りの写真集を眺めていた。 その人の旅中のエッセイみたいなものに共感するものをたくさん感じて、自由に旅をしていた頃の感情が胸に湧いた。 やっと少し旅に出ても許され

          ちょっとずつ

          生き甲斐

          9月は1年の中でもすごく大好きな季節だし、自分の撮影にとってもすごく大事な季節。 2年も続けてこんなに旅に出れない世の中になるって思ってなかったな。 個展をやるって決めててよかったな。 旅に出ても出なくても、心がしんどくなる。 高校を卒業してから人生の、大半の時間とお金を旅にかけてきた。 旅とライブ、それだけでいいって思って生きてきた。 生き甲斐を奪われるっていうのは、生きた心地がしない。 まだ、どうにか仕事をもらえてるから保ってられるけど、周りにはまだ、生き甲斐を奪わ

          無題

          干された稲に落ちる木の影がとても好き。 稲達もとっても心地良さそう。 あのカートでここまで運んできたのかな。 素敵なお手間、お疲れ様です。 #里山 #農村 #旅 #一人旅 #旅日記 #写真旅 #ふるさとの風景 #風景写真 #日本の風景 #田舎 #田舎の風景 #やすらぎ #カメラのたのしみ方 #写真 #木陰 #癒し

          杭とハザ

          道中、一本の杭掛けを見つけて立ち止まった。 すると、杭掛けの奥には、ハザ掛けの状態で稲が干されていた。 なんて嬉しいラッキーコラボレーション。。。 まだ刈り取られてない稲も田んぼに残ってる。 ひとり田んぼの前で心を弾ませながら写真を撮った。 #里山 #農村 #旅 #一人旅 #旅日記 #写真旅 #ふるさとの風景 #風景写真 #日本の風景 #田舎 #田舎の風景 #やすらぎ #カメラのたのしみ方 #写真 #稲 #お米 #天日干し #癒し

          骨寺村

          道中、骨寺村荘園遺跡を通りかかった。 自分が旅をしていて、初めて杭掛けを見つけたのは骨寺村だった。 荘園と名がつく場所には、昔から守られてきた田圃が残ってる。 形がバラバラの田んぼ、曲がりくねった水路。神社や祠が点在していたり。 昔から残る、とても素敵な景観が残っている。 荘園でいうと、大分の田染荘も訪れたことがある。 骨寺村は、最初に見た当時は名前で勝手に怖くなったのを覚えてる。 骨寺村は、散策コースとかも用意されていて、1時間くらいのコースが三つほどある。小さい田ん

          どっちも大事

          昔ながらの小さな田んぼの近くに、とってもとっても大きな田んぼが。 大きな田んぼも、小さな田んぼも、どっちも素敵。 どっちにも意味や役割がある。 どっちも、大事に残っていけたらいいな。 どっちも大事に撮っていきたい。 #里山 #農村 #旅 #一人旅 #旅日記 #写真旅 #ふるさとの風景 #風景写真 #日本の風景 #田舎 #田舎の風景 #やすらぎ #カメラのたのしみ方 #写真 #癒し #役割 #大切 #大事 #田んぼ #農業

          どっちも大事

          (写真のみ)差し込んだ光

          枝葉の隙間から差し込んだ光 #里山 #農村 #旅 #一人旅 #旅日記 #写真旅 #ふるさとの風景 #風景写真 #日本の風景 #田舎 #田舎の風景 #やすらぎ #カメラのたのしみ方 #写真 #光 #稲

          (写真のみ)差し込んだ光

          優しく教えてくれた

          杭掛けのすぐ近くの田んぼでは、ハセ掛けをしている。 なんで同じ土地でいろんな干し方をするんだろうなーと、思っていると、 農家さんが歩いていた。 挨拶をすると、はなしかけてくださったので、お話を聞いてみた。 ここな辺の土地には牛屋さんがあるからワラをあげる。 そのために干してるところが多いと教えてくれた。 確かに食べるための藁用に必要だから干すんだと、この地域に多い理由がとても納得いった。 ハセと杭の干す差も聞いてみた。 ハセがけの方がよく乾く。だけど、台風とかで倒れた

          優しく教えてくれた

          くいがけ

          東北地方には独特な稲の干し方、杭掛けというのが見られる。 有名なのは大蕨の棚田。とっても大好きなところ。 そこ以外でも、車を走らせているとたまに出会うことができる。 何度見ても可愛らしくて、いつも写真を撮ってしまう。 東北だからってどこもこうでなく、すぐ近くではハザ掛けだったりもして、いろいろな干し方があって、何で変えているんだろう。 とっても不思議だなー #里山 #農村 #旅 #一人旅 #旅日記 #写真旅 #ふるさとの風景 #風景写真 #日本の風景 #田舎 #田舎の風

          カモシカを見つけた

          棚田に着いてからだいぶのんびりと過ごして、そろそろ帰ろうかなーと思ったところで、何かが見えた気がした。 目を凝らして見てみると、ニホンカモシカが棚田に遊びに来ていた。 ニホンカモシカを見るととても嬉しい気持ちになる。 あまり棚田の中には入ってこないで、棚田沿いを歩いている。 カモシカは何を食べるのかな。向こうに沢でもあるのかな。 かわいいなーと眺めていると、あれ、あれれ、もう2匹カモシカがいるのが見えた。 1匹は小さくて、多分親子なのかな。 これはなんてラッキー。 遠

          カモシカを見つけた