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"ときめき"を基準に断捨離してみた

物を捨てるのが苦手だ。典型的なタイプだと思うが、「いつか使うだろう…」と考えると保管してしまい、新品の文具やコスメなどの重複しているものがもったいなくて手放せないのだ。

春は何かを始めようと気持ちが芽生えるのか、今まで目を背けてきた部屋の片付けをしたくなった。そんなタイミングでNetflixで「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」を観た。(正確にはこの番組をみてから片付けたい気持ちがむくむくと沸きあがった)

この番組は、こんまりこと片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんが、片付けに悩む人の自宅に行き、問題点や改善点を見出していくものだ。

こんまりと言うと日本ではひとブーム去った感じがあるのだが、いまNetflixの本場アメリカではこんまり旋風が巻き起こっているらしい。

片づけコンサルタントとして全世界に「こんまりメソッド」を発信するために、現在はアメリカに拠点を置いている。

こんまり流の片づけ方は「ときめく(SPARK JOY)」ものを残してそれ以外のものを手放すと言うもの。

ときめきを感じながら、ゾーン別ではなく、種類別に①衣類→②本類→③書類→④小物類→⑤思い出の品の順に片付けていく。

この順番は残す、残さないの判断がしやすく、カテゴリー別で整理する事で、作業自体がラクになるんだそう。

今までわたしはこうした"お片付け術"的なことは試したことが無く、パッと目についた場所ごとに片付けていた。

例えば机周りで言えば、先ほど挙げた種類別の衣類以外が全て含まれている。捨てて良い書類なのか、プリントした写真などなど…取捨選択の連続で疲れるし、とにかく時間が掛かる。

こんまりメソッドで片付け始めてみて数日が経つが、早速衣類だけで90Lのゴミ袋2個分を処分できた。「ときめき」を基準に片付けることに懐疑的だったけれど、意外と物を処分する尺度としては十分だと思った。

このままの勢いで次は本だ!と向き合い始めたのだが…これがうまくいかない。

買って満足している「積ん読」本。いつか読む、と考えて売る事も処分する事もできない。

こんまりいわく、「いつか読む」の”いつか”は永遠にこなく、捨ててみてまた必要になれば買い直すはず、とのこと。語学学習の本がその典型的な例らしい。

捨てることばかりでなく、殿堂入りは迷わず残すことも大事なポイント。自分が気に入っている本は進んで残すことを推奨している。

現在はステップ2の本で足踏み中だが、少しづつでも片付けて部屋も気持ちもスッキリさせていきたい。

そもそもこんまりの方法に限らず断捨離って不思議なものだ。

洋服も本も小物も、買う時は心が踊っていたはずなのに、今や捨てることによってすっきりしている。

でもそれはライフスタイルの変化によって起こることだし、大事なのは変化に気づいて受け入れることなのかもしれない。

過去に囚われて、その過去が重荷になって先に進めないことの方が良くないことだと思う。

手軽に断捨離を始めたい人には、確かにときめきを基準にする断捨離はおすすめかもしれない。

間もなく始まる大型連休に、遠出をする予定のない方はぜひ「ときめき」を基準にじっくりと片付けをしてみてはいかがだろうか。


編集:円(えん)

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