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視聴覚媒体と人々の嗜好の多様性についていかれないTV業界の停滞とか

最近というかここ20年ばかり、ほとんどTVを見なくなり、TVはPCモニターからの画像拡大機となっている。
元々子供の頃から、TVより本読んでることの方が多い子供だったので、
特段TVが無くても困りはしない。
今更なのである。

だからTV番組の質が落ちただのなんだの言われているのも
本当の所分かっていない。
分かってないのにガタガタいうのもなんなので、
確認のためにたまには見てみたりする。

でも分かっていないなりに思うのは、質の良し悪しなど、今更いうまでも無く、
上質な番組は、作るのにそれ相応の知識とお金と時間がかかるわりには、多くの人は見ない、という事だ。
なので、資本主義的な生産性を求めると
そんな物は多くは作らない。

誰が見ても分かってそこそこ楽しい、と言うところをターゲットにすると、番組の質は落ちるに決まってる。

それでなくても個々の人々の嗜好性が、多様化してきている中で、
みんなが楽しくてみんなが見てくれる、などを求めるのがもはや無理なのだ。

それでも、局はその会社を維持するために今まで通りのやり方で何とかできないか、と
周知の程度の高い、昔のものを引っ張り出してきては、リニューアルして放送する。

TV視聴のターゲットである高齢者や中高年がそれを見て懐かしくて喜ぶのはそうなのかもしれないけど、
人間、受動的な娯楽は飽きるのが早い。
若年層に、物珍しいと感じてもらえるのを狙ってるなら、
それはTVという媒体ではない、別の方法を取るべきで。

そんなこんなで、つまらなくなるのは当然のこと。
見たことあるようなものばかりなのだから。

仮にリニューアルして、内容の質が高まっているとかいうのならば話は別だが、
色と形を変えて同じものを販売するような使い回し的な番組になるから、
そんなものが面白いわけもなく。
当然、今までTVが好きだった人も、YouTubeやら、 Netflixやら、新しい視聴覚媒体に去っていく。

それで視聴率を上げようと、ヤラセ的な番組を作り、
SNSで盛り上げさせ、炎上の挙句自殺者とか排出させたりしている。

何をやってるのやら。

その上、肝心な情報は放送されなかったり、
日本すげえとかやってるわりには、
ネットや諸外国のニュース内容と違うだろ?みたいな
真偽の怪しい事も発生したりする。

信頼性まで失う。

そんなだから、ますますTV離れは広がる。

でも今はみんな、個々に質の良い情報番組を作ったり、発信したりしているので、
そちらで楽しみ情報を精査している。

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