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元美容師、社会福祉主事、心理カウンセラー、絵画療法士、高齢障害のケアマネジャー、 人形…

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元美容師、社会福祉主事、心理カウンセラー、絵画療法士、高齢障害のケアマネジャー、 人形を作り、絵を描き、服やバック、小物など作り、様々な 立体作品や、平面作品を制作しています。ご注文も承ります。 オカメインコと文鳥飼ってます。ときどき鳥やキノコ、粘菌などの記事もシェアします。

最近の記事

昔より今のがいいに決まってる

昔は良かった、と言われるのはいつも漠然としていて セピアカラーの妄想の中にいるような気持ちになるけれど、 女性にも参政権ができて良かった、 女性にも財産が貰えるようになって良かった、 女性の意思で結婚ができるようになって良かった、 女性の意思で離婚が出来るようになって良かった、 嫌な人の子供を産まないで堕胎できるようになって良かった、 女性の意思で出産を出来るようになって良かった、 女性も自分がしたい仕事で働けるようになって良かった、 女性も文字や計算が学べるようになって良

    • 排除しない事が豊かさを生み出す

      私が子供の頃は、特別支援学級なんてなくて 足引きずってる子や若干の知的障害などの子供達とも同じ教室にいた。 当然そういう子はいじめられやすく、あからさまに差別する子もいれば、それを諫める子もいた。 私も健常者側だったので、運動会など足の悪い子がリレーの一員に入ると不利だから、残念だと思ったりした。 それでも仕方ないので、みんなで協力しつつどうするか考えた。 そんな中で、若干面倒くさいなぁと思いながら、転んだその子を起こしたり、頑張ろう、とか言ったりしてるうちに、 その子に「足

      • それぞれの老後のお金の現実

        私は、今家を探している。 ちょっと出遅れた感が否めないけど。 仕事で関わる高齢者、 年金の少ない高齢者が1番困るのが家賃の負担。 首都圏では、 市営住宅は、1人世帯だと、月額収入 158,000円以下(裁量世帯:214,000円以下)でないと入れない。 ギリギリ25万とかの裁量世帯もあるけれど、 それだと家賃の安さは、民間の賃貸とさほど変わらなくなるので、あまり意味がない。 生活保護だと家賃はゼロ、 1番低いのでも¥35000くらい。 それでも年金8万で貯蓄もなければ概

        • 「こちら☆ユイ訪問介護看護ST」 認知症ケース 山本英夫の場合①序章

          俺は山本英夫。今年で八十四歳になる。 生まれは神奈川の農家で四人兄弟の二男だ。 人も使っていたような割と大きな農家で、贅沢はできなかったが腹をすかして気を失うようなことはなかった。 兄とは十五も離れていてあまり記憶にないが、母からは戦死したと聞いた。 あの頃はしょっちゅう誰かが死んだと連絡が来て、みんな泣いていた。 負けると分かってるのに我が子を戦場に差し出さねばならないなんて、今思えば無駄もいいところだ。 俺はまだ小さかったが、やれることは何でもやらされた。 父親も戦争で死

        昔より今のがいいに決まってる

          人間を地球に例えたら

          人間の体を地球に例えると 骨は、「土や樹木」で、 筋肉は、「四つ足や羽のある動く動物」で、 心臓は、「大きな海」で、波は、「心拍」 血管は、「流れる川」で、 目や耳や口など五感となるのは、「昆虫たち」で、 血液の中にある免疫機能システムは、「菌糸や地中の虫や微生物」 地球や地球に住む動植物を壊したら、人間も死ぬっていうのはこんな感じだよね。 どれを無くしても生きられない。 全ては繋がっている。

          人間を地球に例えたら

          実写版バービーで思う事

          実写版バービーを見た。私の感じた事。 超あらすじネタバレ。  バービーは、社会的なメッセージがあると言われていて、 アメリカ国民が盛り上がりすぎてバービーとオッペンハイマーをはしご鑑賞するのが流行って、面白おかしく作ってしまったバーベンハイマー炎上画像とか、 中国が勝手に決めた九段線を入れたようなクレヨン地図とか、 色々配慮が欠ける、とかも言われて炎上したりしているが、 どちらも映画の内容には関係なく、 それを差し置いても、この作品のメッセージ性はリスペクトするものがあり、

          実写版バービーで思う事

          出来る人の苦難

          私は家事が嫌いだ。 清潔な生活と健康のために、やらねばならないからやっている。 少し前に友達と、子供が片付けないとか、片付けられる人だけが大変な思いをしているとか、片付けなければならない状況になったら片付けるのでは?とか、色々話したことがある。 片付けないで平気な人とそうでない人が同じ空間にいると、 どうやっても片付けないと嫌な人が片付ける事になる。 料理については 料理は嫌いでも美味しいものが食べたい人と、 料理が嫌いで味にこだわらない人が同じ空間にいると、 お金があ

          出来る人の苦難

          共同親権の闇

          DVハラスメントや、夫婦生活の破綻で離婚、その後出て行った妻(夫)に対して、 「幸せを奪った、子供を奪われた」などと逆恨みし 元妻(元夫)への嫌がらせや名誉毀損や殺害など引き起こす。 共同親権になると、こんな事件が多分増える。 離婚しても、夫婦互いの了承がなければ子供の事を決められなくなるからだ。 それは、危険な相手と離婚後も、関わり続けなければならなくなるという事だからだ。 DV案件は共同親権除外する、とか言ってるようだけど、 その判定はどこで決めるの? 通常のDV

          共同親権の闇

          視聴覚媒体と人々の嗜好の多様性についていかれないTV業界の停滞とか

          最近というかここ20年ばかり、ほとんどTVを見なくなり、TVはPCモニターからの画像拡大機となっている。 元々子供の頃から、TVより本読んでることの方が多い子供だったので、 特段TVが無くても困りはしない。 今更なのである。 だからTV番組の質が落ちただのなんだの言われているのも 本当の所分かっていない。 分かってないのにガタガタいうのもなんなので、 確認のためにたまには見てみたりする。 でも分かっていないなりに思うのは、質の良し悪しなど、今更いうまでも無く、 上質な番組

          視聴覚媒体と人々の嗜好の多様性についていかれないTV業界の停滞とか

          自由な人を引きずり下ろして縛り合う理由

          婚姻関係が、どうしても継続出来なくなる その理由は本当に色々で、他人には理解出来なくて当たり前なのだよね。 それをなぜ自分の、たかが数十年の、「狭い範囲の生育歴如き」から作られた価値観で、「理解できる」と 思うのだろう? 傲慢で、勘違いも甚だしいことで。 少し前までは、(今でもそんな人もいるだろうけど) 女性は家の道具のように結婚させられて、 父親や家の了承がなければ離婚すら出来ず、 財産の権利もなく、 男性は能力があろうがなかろうが、 適正があろうがなかろうが 長男が

          自由な人を引きずり下ろして縛り合う理由

          芸術作品を売るという事について

          絵や立体など物作りする人は、それが生活のほとんどをしめて、人生のほとんどをしめて、大事なものとしての優先順位は極めて高いけど、 一般的に芸術作品を買うという行為は、嗜好品を買う行為だから、 人生の中での優先順位は割と低く、 ゆとりのある人しか買うことは出来ない。 一般的にローンを組んでまで買うほど、優先順位は高くないので、 一括で支払える単価のものを買うことになる。 そうすると、自分の作る作品に、どの生活レベルの客層が付いてるか、 どの生活レベルの人達が好むような作品なの

          芸術作品を売るという事について

          私のアーユルヴェーダ的部屋のアトリエ化計画

          昔からファンタジーが好きで、ダンジョン攻略するヒーローよりも、 魔術師や書架にいる賢者とかが好きだった。 なので知の宝庫のような、天井まで繋がる壁一面の書棚というものにことのほか憧れがある。 さて、今回息子の独り立ちで一部屋空いたので 自分のアトリエ兼寝室にしようと画策している。 いつでも帰って来れるように、部屋をそのままにしておかないのが、私らしくて良い。 部屋を片付けるという事は、物を捨てるという事でもある。 「断捨離」という言葉も慣れ親しんできた昨今。 そもそも「

          私のアーユルヴェーダ的部屋のアトリエ化計画

          魂の器

          物忘れがひどく脳機能が低下してたり、 筋肉の質が変化して弱くなり、 筋肉量も低下して、体力も低下して、 見た目もシワは増え、たるみ、髪は薄く細くなりハリもなくなりバサバサして、 それと共に意欲も低下して、 さらに心の耐性も低下する。 これが老化って事なんだろうなぁ、 もう仕方ない。諦めよう。 そうなるのは当たり前だから。 低下を受け入れて、やさぐれず、若さを羨まず、 自分の人生を生きるために「魂の活動」を促してきた 自分の体という「魂の器」に いやぁ、よく動いてくれたよ、長持

          魂の器

          「死ぬ事と延命と」

          「死ぬ事と延命と」 solaoto 少子高齢化により世の中の半分近くが高齢者となり、 多死社会、と言われるような世の中になってきたけれど、 多かれ少なかれ間も無く死んでゆくのが当たり前の 高齢者が溢れているにもかかわらず、 その割に、人々にとって死はなかなか身近にはならない。 「人はそれぞれ寿命があり、 様々な状態を得て死を迎える」 そんな当たり前のことが、いざ死を目の前にすると分からなく無くなってしまうことは多い。 寿命は延命でうやむやになると思い、 死に向かう状態は

          「死ぬ事と延命と」

          物作りと出来る力の喪失

          物作りと出来る力の喪失 solaoto 社会的にも、日常生活的にも、昔の日本より今の日本の方が圧倒的に暮らしやすそうなのは確かだけど、 物作りに関してはやっぱり昔の日本の方が良かったのではないか?と思う事が多々あるんだよね。 普通に暮らす人が、普通に物を作って生活してる。 衣服を縫って直して、カゴを編んで直して、物入れを作って直して、 自分たちで使うものは「自分達で作れる能力が普通にみんなにあった」 そんな中で、さらに上手く作れる人達が職人として 日々の生活の中での便利さや

          物作りと出来る力の喪失

          作家が作ること、その価値、所有欲について

          私は他に生業を持つ兼業作家だ。 いや、作家と名乗るのもおこがましい感もあるのだが、 それでも買ってくれる人がいる限り、認知された作家であり、 買ってくれた人の価値観や尊厳を貶めないためにも、 私は私の作品を愛おしみ、自信を持たねばならないと思っている。 「私の作品なんて大したことないですよ」 これは有名でない作家からよく言われることだが、 買う側としては、極めて失礼な話で。 作家自身が「こんな作品」「大したことのない」と言わしめるものを 売りに出され、尚且つそれを買ってしま

          作家が作ること、その価値、所有欲について