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#6 The great gatsby

あらすじ
仕事のためニューヨーク郊外に移り住んだ青年ニック。彼の家の隣には、ジェイ・ギャツビーという謎めいた男が住んでいた。彼は宮殿のような豪邸に一人暮らしをし、夜ごと盛大なパーティーを開いていた。そんなある日、ニックはギャツビーのパーティーの招待状を受け取りついに本人と対面し、彼の生い立ちを聞く。
ギャツビーの恋の模様を描くロマンスドラマ

感想
ギャツビーの世界観そのもの
まず、映像が映画のどこを切り取っても美しく、映像だけで映画を楽しめると言っても過言ではないような気がします。高価な絵画のようか映像に終始目が釘付けでした。何と言っても、ギャツビーの登場シーンは何度見返しても痺れます。

ギャツビーの登場シーン


ストーリーは簡単にまとめると、クレイジーな不倫話。ギャツビーの究極な片思いを描く。純愛なのかそれまた、自己愛なのか、デイジーのことを一途に愛すギャツビーがだんだんと壊れていく姿が、悲しく、同時にどこか儚さを感じました。ギャツビーの富豪ぶりは振り切っていて見ていて気持ちいいのですが、することなすことは全てデイジーのためだと分かった時には驚きました。ギャツビーの一途な愛、トムの独占愛、デイジーの優柔不断な愛、3つの異なる欲望が入り混じる様子が人間味があふれていて絶妙にリアルでした。
全てが煌びやかで派手だけど、危うさと切なさを感じるのは、ギャツビーが魅せる表情のせいでもあるとおもいます。登場シーンと最後のシーンを比べてもわかるように、自身に満ち溢れていた表情から一変、不安に溢れた表情を見せています。映画を通して、ギャツビーの表情に視点を向けると、また違う感情を引き起こしてくれました。

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