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寄付のよもやま話 「solioにジョインしたきっかけは?」前平編

「寄付のよもやま話」は、ジャンルを選んで寄付をする solio のチームメンバーが、solio そのものや寄付についてざっくばらんに話をする企画です。

今回は桂(K)と前平(M)で、solio に参画したきっかけや背景について話しました。

solio運営メンバーの桂(左)と前平(右)

K:前平さんはもともと寄付に興味あったの?

M:もう10年以上ですけど、東日本大震災がありましたよね。

K:うん。

M:そのときに何もできなかったなーって。コンプレックスですね。あのときは高校3年生かな。もうそこそこの大人で、ちょうど受験が終わって大学生になっていくんですけど、その後も何か行動を起こすわけでもなく。

K:そっか。引っ掛かっていた?

M:そうですね、あの有事に対して何もできなかったっていうのが。社会人になってからもずっと頭の真ん中に残り続けていて、自分で防災のサービスを作ろうかなとか思ったり。

K:それはどういうものだったの?

M:登山好きってキャンプギアを床一面にバーって広げて自分のギアを撮るんですけど、そんな感じで防災グッズを自慢できたら面白いかなって。「俺のセットアップはこれだ!」みたいな。

K:あーそれ面白そう。他の人の準備って見れないもんね。

M:そうそう、でも結局やらなくて。solioに携わる前からいろんなサービスの立ち上げに関わってはいたんですけど、もうちょっとソーシャル寄りのことを何かしたいなって思ってた矢先のsolioだったんですよ

K:たかしに誘われて。

M:そうです、最初はデザインやらない?って。でも気づいたらどっぷり。

K:でも震災からそこまでも結構あるでしょ。7年とか。

M:そうですね。チャリティイベントに参加とかはしてましたけど、でも具体的に何か形にはならなくて。

K:うん、でもそういう人がほとんどだよね。あのとき何か支援活動に行った人たちの方が少数派でさ。多くの人が動けなかった。なのに、なんで前平さんはずっと忘れられないんだろう。

M:震災の翌日が国公立二次試験の後期試験で、本当あの日から僕は4年間暇だったんですよね。受験が全部終わって4年間何やってもいい大学生活だったにもかかわらず何もできなかった。

K:それが悔いになってた?

M:本当にやろうと思えば、その場で動けたはずで。けどしなかったっていうのが、僕の中では大きかったんですよね。そこで何かが止まっていて、ずっと先に進まなかった。

K:そっか、solioとはいい出会いだったんだね。それまでは寄付のサービスとかは見てなかった?

M:知らなかったですね。solioはじめて、他のところを調査し始めたりして初めて知ったっていう感じです。留学先で東日本の募金を集めたこともあるんですけど、結局どこに寄付したのか覚えてないんですよね。団体名ってあんまり意識してなかったんで。

K:寄付先を選ぶって急にハードル上がるよね。

M:そうですね、だから何かしら役に立ちたいって思ってる人に対して、寄付のハードルが下がるっていうのが一番響きましたね。僕にとってもうそれがsolioの全てなんですけど。

K:逆にNPOのこととか、寄付の界隈のアレコレって外からは見えにくいってことだよね。

M:そうですね、あんまり見えなかったです。

K:この対談がその一助になるといいかもしれないですね。

M:そうですね、ほんとうにそう思います。


一緒に働く仲間といえど、お互いの背景までは案外知らないもの。対談を通じて、あらためて相互理解も深まったsolio運営でした。

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