CTOにお会いしてきた(10) ブレインキャット中村貴一さん「入院中ベッドの上で新たなお金の仕組みを描くエンジニア起業家」

こんにちは。日本経済新聞社でSOLMUのプロダクトを担当している吉村です。今回は、株式会社BrainCat 代表取締役 中村貴一さんにインタビューをさせていただきました。

Q. 御社の事業内容を教えてください。

Gojoという共通の目的や問題を持った方々が集まり相互扶助できるコミュニティーサービスを運営しています。個人、企業、行政、国を問わず、誰しもが相互扶助組織を作り上げることができるプラットフォームです。

Q. 社内ではどのような役割でしょうか。

現在はCEO兼CTOの立ち位置です。CTOという立ち位置では、開発メンバーのマネジメント、グロース、既存ユーザーの分析、コーディング、インフラ、サーバーサイド、デザインまで行なっています。アイコンも作ったりします。

CEOとしては、会計、資金調達、事業開発、CS対応、労務管理から机拭き、お菓子補充まで何でも担当します。

プロダクトのリリース前後で異なりましたが、役割の比重は、8割CEO, 2割CTOでした。

Q. CEOとCTOで共通している部分はありますか?

どちらも問題解決をするという点で共通しています。
プロダクト開発では、目に見える形でプロダクトがあり、何が正解かを探るというものづくりの楽しさがあります。

CEOとしての会社経営は、手探りでやっている状態ですね。

Q. エンジニアになったきっかけは?

大学の学部は情報系ではなく、2年生の時に履修したプログラミングの授業がエンジニアを目指すきっかけになりました。父親がWindows95を家庭用に買っていたこともあり、個人的にも興味がありました。 

新卒でSIerに入りました。しかし、ドキュメンテーション作りに時間を奪われてしまうことやもっとコードを書きたいという欲から、ゲーム制作の会社へ転職します。音楽をやっていた過去もあり、作曲家になりたいという夢を諦めきれず、ソーシャルゲームを作る過程で、作曲家とコーディングを同時に実現できるのではと考えてのことでした。

ある程度経験を積んだ後、コンサルに転職することになるのですが、入社までの期間に縁あって起業支援プログラムに応募してみたところ、通過してしまいました。

起業に理解のある会社で、コンサルティング会社のトップがやってみろといってくれたこともあり、半年ほど働いてから1年間休職し、最初の起業に至ります。
楽器屋さんで音の視聴ができないという自分のペインを解決するため、ネット上で視聴できるサービスを展開しました。

Q. プロダクト立ち上げの経緯は?

その後、コンサルに戻るのですが、実は働きすぎで入院することになります。ベッドの上で思いついたのがGojoになります。サラリーマンが向いていなのではとの思いから、フリーランスのエンジニアとして2年くらい活動していました。

Gojoという企画について話すと周りの評価もよかったので、去年の10月から資金調達、チームメンバーを増やし現在に至ります。

Q. 元々起業したかったのでしょうか。

会社の社長になる!と小学校の卒業文集には書いており、頭の中には漠然と意識があったのかもしれません。ただ、渇望していたわけではありません。
転職エージェントから紹介されたのが、起業を勧めるコンサルティング会社だったということも一つのきっかけですね。

Q. CEOになって現場エンジニアと違いは?

現場の時は、私自身、現場でNo.1だと思っていました。レベルの高いエンジニアはプログラミングの世界で生きていると思っています。効率性の良い高いレベルの技術をいかにして使うかを考えていました。

しかし、CEOという立場になってみると、手段でしかなく、主眼ではないとわかりました。技術立脚ではなく、提供できる価値で考え、そのプロダクトを使ってユーザーにいかに良い体験をしてもらうかの重要性が身にしみました。

現在では、現場のエンジニアが上記の思考を持っていると、やんわりと否定し、ユーザーにとっていいと思うか?と質問するようにしています。

Q. (採用する上で)優秀なエンジニアとは?

見極めるポイントは地頭がいいかどうかと思っています。また、プロダクト開発の経験も問います。この経験の差はかなりあります。そこから、どのようなアーキテクチャで作ったかを深掘りしていくことで、優秀さを判断しています。

Q. CEOになって新しく勉強した分野はありますか?

『人間』を知ることについてですね。
起業家の本を読んで様々な人たちの生き方を知ったり、心理学を学んだりしています。生い立ちからどんな困難を乗り越えてきたか、人間ってどういった生き物なのか、どうやったら人が動くのかに注目しています。

Q. 組織作りについて工夫していることは?

ビジョンの共有を目的として、定期的に社内イベントを開いています。更新した社外向けのピッチ資料をその場で共有したり、プロダクトを使ってユーザーがどのような活動をしているか、ユーザーから頂いたフィードバックをチームに共有しています。

Q. キャリアを変えた出会いやきっかけはありましたか?

まず一人目は、社外取締役である家入一真さん。Sound Forgeを展開していた2014年頃、どういう仕組みで作ってんの?とTwitterのDMでの問い合わせがファーストコンタクトでした。家入さんと一緒に行った、B Dash Campでの起業家の方々の話を聞く中で、自分も(その時のフリーランスという立場から)起業をする側へ行きたいなと思い始めました。

二人目は、セブンイレブンを立ち上げた鈴木敏文さんです。鈴木さんに関する書籍は全て読んでいます。個人的にはスティーブ・ジョブスよりすごいと思っており、少し未来の社会に生きている人たちにサービスを届けようとする姿を尊敬しています。

Q. SOLMUを使って会いたい人はいますか?

新サービスを作る意思のある人と会いたいですね。なぜそれを作りたいと思ったのかを聞いて、自分自身にも刺激をもらいたいです。場合によっては協業ができるといいですね。

Q. 告知があれば、お願いします。

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