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キプロス:パフォス2(2022年8月)

パフォスでの滞在は正味2日間。
ここはヨーロッパ各地からの飛行機便が発着しているため、リゾート地として有名である。綺麗なビーチがあることも分かっていたが、私たちはもうあまり海でのバカンスに興味がないため、ここでは観光のみに集中することにした。

パフォス考古学公園

パフォスでの見どころはユネスコの世界遺産にも登録されているモザイク。パフォス城と港に近いあたり一帯に広がる遺跡が、一つの公園となっている。
古代ギリシャおよび古代ローマ時代の邸宅の床を飾っていたモザイクがかなりいい状態で保存されている。

テセウスの館、所々に足場が設けられており、遺跡が見やすくなっている。
エオンの館、ここまで屋外で綺麗に残っているのはやはり雨が少ないからだろうか。
ディオニソスの館は屋根がついた建物となっていた。
ヴェネツィアのサン・マルコ教会の床を思い起こさせる幾何学模様のモザイク。このようなデザインが2000年前に作られていたとは本当にすごい。
狩猟など、動物をモチーフとしたデザインも多い。
円形劇場と灯台。とにかく暑い。。。

とても広い公園で、入り口でもらった地図に従い、ほぼ全て見学。入場料も安いし、いい季節だったら散策がてら見学できただろう。
あまりの暑さに、東側の通りに面した出口から出て、ショッピングモールに逃げ込む。

とりあえず生二つ!KEOはキプロスのビール、

考古学博物館

キプロス島はギリシャと同じような島かと思っていたが、全く違う印象を受けた。これはパフォスだけではまだわからなかったのだが、この後レフコシアやラルナカに行って分かったことである。

地理的に中東やエジプトに近いということもあり、古代からアッシリアやエジプト、ペルシアの支配を受けていたらしい。そして石器時代からの遺跡を多く残っていて、どの町にも考古学博物館がある。

何だか通り全部が大々的な工事中で、開館しているのかどうだかわからなかったパフォスの考古学博物館は、冷房がキンキンに効いた地上のオアシスだった。しかも入場料無料。マスクは着用義務だったが、上記の考古学公園の邸宅の壁のモザイクの部分や、パフォス近郊で見つかった石器時代からのさまざまな出土品が展示されていた。

銅器時代の遺跡も再現した形で展示されている出土品。
少なかったが医学関連の展示品も。これは壺になっていて、熱いお湯や油を入れ、痛い箇所にあてる古代の湿布?のようなもの。

博物館で少し涼をとり、ホテルへ戻ることに。うちは基本的に歩くので、何となくスマホの地図を頼りに、別荘地開発中の一帯を抜けてホテルへ向かった。

その後はプールで休息。

プールサイドにいた猫、カマキリを痛ぶっていた。。。

こちらはフランス在住のhiromiさんがキプロスにいらっしゃった時の滞在記。ご家族でアパートを借りてのご滞在だったようなので、うちとは全く違う素敵な体験記。


次の日にはキプロスの首都レフコシア(ニコシア)へ移動。

(つづく)

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